若手懇談会次回講演会のお知らせ
第129回若手懇談会開催のご案内

若手懇談会会員各位

 講演会を開催いたします。奮ってご参加下さい。

1.日時   平成30年3月5日(月)
13:30〜13:55  受付
13:55〜14:00  会長挨拶・注意事項
14:00〜15:00  講演@
15:00〜16:00  講演A
16:00〜16:10  休憩
16:10〜17:10  講演B
17:15〜18:45  懇親会
2.場所 (一社)ニューガラスフォーラム B・C・D会議室
東京都新宿区百人町三丁目21番16号
日本ガラス工業センター 地下1階
(印刷用PDFファイル)




3.講演内容

講演@ 「ゾル−ゲル法による光機能性シリカガラスの合成と機能開拓」
     首都大学東京 梶原浩一(カジハラ コウイチ) 先生
【要旨】
 シリカガラスは高い透明性と広い透明領域、化学的耐久性と照射耐性、ファイバーなどへの成形性など、発光中心のホストとして優れた性質をもつ。液相法の一種であるゾル−ゲル法は、シリカガラスへの発光中心のドープやそれらの配位環境制御に適することが期待されるが、演者らは最近、ナノ構造を有し、可視・紫外発光効率も高い希土類ドープシリカガラスのゾル−ゲル合成に成功している。本講演ではこれらの成果について紹介する。

講演A 「結晶化ガラスのフロンティア」
     長岡技術科学大学 小松高行(コマツ タカユキ) 先生
【要旨】
 結晶化ガラス(ガラスセラミックス)とは、ガラスを熱処理することによって結晶化を誘起し、結晶相とガラス相から成るハイブリッド材料である。ガラス自体にはない機能発現やガラスの特性を飛躍的に改善することが可能である。ガラス組成および核形成と結晶成長の制御によって、結晶相とガラス相の微細構造組織が設計される。ゼロ熱膨張、二次光非線形性、高効率蛍光、リチウム/ナトリウム二次イオン電池特性を示す結晶化ガラスなどが開発・提案されている。レーザーを用いた位置選択的な局所加熱により、様々な形態(ドット、ライン、二次元平面など)を持つ機能性結晶のパターニングも可能である。ガラスの結晶化は、単に新規ガラス関連材料の開発というだけではなく、ガラスのナノスケールでの不均一構造の理解にも繋がっている。講演では、レーザーによる結晶パターニングの面白さを示しながら、結晶化ガラスのフロンティアを概観する。

講演B 「リン酸塩ガラスの光機能性:低光弾性ガラスの光学素子応用に向けて」
     愛媛大学 斎藤全(サイトウ アキラ) 先生
【要旨】
 亜鉛・バリウム・スズリン酸塩ガラスの光弾性特性を中心に,光学的特性を紹介する。3元系リン酸塩ガラスでは,高濃度に含有した金属酸化物の種類と組み合わせによって,高屈折率性と非常に小さな光弾性定数を得ることができる。本講演では,分光学的手法を用いて,リン酸ネットワーク構造に及ぼす金属酸化物の置換効果と,光弾性定数,屈折率など,鉛を使用しない光学デバイスに有用な特性との関連性を議論する。

4.会費

4,000円/名 (NGF会員企業の方)
5,000円/名 (NGF会員外の企業の方)
1,500円/名 (官、学の研究者および学生の方)
 ※当日ご持参下さい


5.出欠通知

・若手懇談会出欠通知書にご記入の上、平成30年2月23日(金)までにFAX又はメールにて事務局・齋藤宛にご通知下さい。参加者が多数の場合は調整致します。(定員35名)
・当懇談会の会員以外の方でも上記の会費でご参加いただけます。
・参加・入会を希望される場合、出欠通知書に必要事項を記入し、お申し込みください。
・各講師の先生に質問・リクエスト等ありましたら、出欠通知書に御記入ください。



6.問い合わせ先

(一社)ニューガラスフォーラム http://www.newglass.jp/
東京都新宿区百人町三丁目21番16号
日本ガラス工業センター 2階
     TEL:03−6279−2605 FAX:03−5389−5003
事務局担当:齋藤 E−mail:saitou@ngf.or.jp
 当日の問合せ先:090−2216−9786(事務局担当・齋藤携帯番号)
※ 前日までの御問合せは、上記ニューガラスフォーラム事務局までお願い致します。



→参加申し込み



若手懇談会のトップページへ戻る