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Asahi Glass Co., Ltd Nippon Sheet Glass HOYA Glass Nippon Electric Glass Central Glass

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New Glass 125 Vol.33 No.3 (2018)


巻頭言

ニューガラスフォーラムへの期待 ------- p.1 [試し読み] 素材産業課革新素材室長の沼舘 建と申します。日頃より経済産業行政にご理解とご支援をいただいておりますことに厚くお礼申し上げます。革新素材室では、液晶ディスプレイの素材に用いられるガラス基板等のような、これまで日本市場が高いシェアを有している機能性素材、我が国が強みを有する炭素繊維やファインセラミックス、今後の実用化が期待されるセルロースナノファイバーやナノカーボン等の革新素材・革新プロセスの創出に向けた施策に取り組んでいます。

経済産業省素材産業課革新素材室長 沼舘 建 沼舘 建


特集「ガラスに応用可能な蛍光体―設計から応用まで―」

1)夜光塗料・バイオイメージング応用のための新規赤色・深赤色残光蛍光体の開発−真空基準束縛エネルギー準位図の構築による電子トラップ設計− ------- p.3 [試し読み] 通常の蛍光体は,励起源が遮断されるとその発光は直ちに減衰,消失し,その蛍光寿命は長いものでもミリ秒の時間スケールであるが,励起源を遮断後も数秒から十数時間といった長時間発光し続ける性質をもつ長残光蛍光体が存在する。この特異的な性質は,外部からの光エネルギーを材料が吸収し,材料内に生成した電子またはホールを,一時的に結晶内欠陥にトラップすることを起源にもつ。

京都大学 上田 純平 他2名

2)蛍光体中の発光中心イオンにおけるエネルギー準位の第一原理計算 ------- p.7 [試し読み] 蛍光体は照明やディスプレイなどに欠かせない材料であり,近年は高演色性を有するLED照明や,4K ディスプレイ用の蛍光体が求められている。蛍光体の発光特性は,発光中心となるイオン周りの電子状態に支配されているため,その電子状態を構造から理論的に予測することは新規材料探索に極めて有用であるといえる。

関西学院大学 小笠原 一禎 他1名

3)蛍光体の新規合成法 ―ナノから単結晶まで― ------- p.11 [試し読み] 蛍光体はその用途によって求められる形態が異なっており,用途に適した合成プロセスの開発や改良は極めて重要である。本稿では当研究室が開発した二種類の物質拡散を制御する低温および高温での蛍光体の新規合成法を紹介する。

新潟大学 戸田 健司 他2名

4)優れた発光性能と耐性を持つ,ナノコンポジット蛍光体 ------- p.15 [試し読み] 蛍光体は発光性能を得るために,ホスト結晶の一部のカチオンを発光中心として希土類イオン等に置き換えているが,基本的には単一の結晶構造からなる無機多結晶粉末である。現在,低消費電力,スモールサイズ,有害物質規制の観点で有望視されている,LED,LD,及び,有機EL の固体光源の内,有機EL 以外は多彩な色で発光させるために蛍光体が使われている。しかし,

(株)小糸製作所 大長 久芳 他2名

5) 植物栽培用光源への応用を目指した蛍光体の開発 ------- p.18 [試し読み] 近年農業分野において光の積極的な利用が進められている。その代表は完全人工光型の植物工場である。植物工場は,気象変化に依存しない安定生産,容易な病害虫管理,衛生面,特定栄養素の付与など多くの利点があり,注目を集めている。

徳島文理大学 國本 崇

6)半導体光触媒を用いた太陽光水素製造 ------- p.22 [試し読み] 化石燃料に代わるクリーンなエネルギー源およびエネルギーキャリアの開発は,我々人類にとって不可避の課題であり,無尽蔵ともいえる太陽光エネルギーを利用して,水素を高効率かつ低コストに製造できる技術を確立できれば,未来のクリーン水素社会実現への大きなブレークスルーとなりうる。半導体光触媒を用いた水の分解は,

京都大学 阿部 竜


研究最先端

シリカ系ガラス中の分相構造観察 ------- p.27 [試し読み] 多孔質ガラス,結晶化ガラスなどの高機能ガラスを作製するために相分離現象が利用されている。ガラス中の相分離現象はこれまで主に回折法により調べられ,試料全体の平均的な振る舞いが明らかにされてきた1)。しかしながら,回折法では相分離によって生じる組成の不均一分布を実空間で理解することが難しく,局所的な濃度揺らぎを検出できないという問題があった。

東京大学 中澤 克昭 他3名


いまさら聞けないガラス講座

シリカガラスにおける点欠陥 ------- p.33 [試し読み] 本稿では,前号と本号の2 回にわたり,シリカガラスの点欠陥(以降,単に欠陥と記す)について述べている。本号では,主に欠陥の評価法について解説する。

首都大学東京 梶原 浩一


研究機関紹介

CNRS Chimie ParisTech 滞在記 ------- p.38 [試し読み] 筆者は,2016年の6月末の1週間(ICG サマースクール参加前)と2017年12月の10日間,フランス国立科学研究センター(CNRS)のパリ国立化学工学研究所(Chemie ParisTech)のBruno Viana 研究ディレクターの研究室に滞在した。

京都大学 淺見 一喜


ニューガラス関連学会

1)第131 回 ニューガラスフォーラム若手懇見学会参加報告 ------- p.42 [試し読み] 2018年7月6日に神奈川県の海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology: JAMSTEC)の横須賀本部にて、NGF 若手懇見学会が開催された。今回の若手懇見学会は、前田洋作先生と三輪哲也先生の講演会、JAMSTEC が所有する深海探査機の見学会、そして、ご講演頂いた先生方との懇親会の3つで構成されていた。

住友電気工業(株) 早川 正敏

2)第50 回ガラス部会夏季若手セミナー参加報告 ------- p.45 [試し読み] 2018年7月30日から8月1日にかけて大阪府池田市のホテル不死王閣にて第50 回ガラス部会夏季若手セミナーが開催された。開催地である不死王閣は大阪駅からわずか20分ほどの場所にあるが、近くに川が流れ、山々に囲まれた自然豊かな場所であり、日々の生活とは異なった素晴らしい環境であった。

AGC(株) 金原 一樹

3)日本ゾル−ゲル学会第16 回討論会参加報告 ------- p.48 [試し読み] 日本ゾル−ゲル学会第16 回討論会は,2018年8月6日,7日の2日間,関西大学千里山キャンパスの100周年記念館にて開催された。会場である100周年記念館は,関西大学創立100年を記念して平成元年に竣工された施設であり,キャンパスの東側に位置する。

法政大学 樽谷 直紀

4)日本セラミックス協会第31 回秋季シンポジウム参加報告 ------- p.51 [試し読み] 日本セラミックス協会第31回秋季シンポジウムが、2018年9月5日(水)から7日までの3日間、名古屋工業大学で開催された。名古屋工業大学は、名古屋駅からJR東海中央本線で2駅の鶴舞駅から徒歩約10分の位置にあり、駅からは名古屋大学付属病院を横目にまっすぐ歩いているとすぐに立派な正門が見えてくる

セントラル硝子(株) 坂田 元気


新製品・新技術紹介

新しい強化ガラス用応力測定機の開発 ------- p.54 [試し読み] 当社では2016年に、従来からの化学強化ガラス用表面応力計Fsm6000の解析ソフトを改良し、応力分布が測定できるようになっています。しかし、このFsmは化学強化層に形成される導波光を利用するもので、導波光が発生しない化学強化ガラスもあり、そのため、全ての強化ガラスで測定が可能な散乱光光弾性効果を利用した強化ガラス用応力測定器Slp1000を開発、商品化しました。

(有)折原製作所 折原 秀治


関連団体

NGF 講演会 傍聴記2018.6.4「経営とプロジェクトマネジメント」−人材育成とグローバル化の視点から− 芝浦工業大学システム理工学部教授 除村 健俊 ------- p.58 [試し読み] 2018年6月4日,ニューガラスフォーラムの定時総会に合わせて記念講演が行われた。今回の演者は,芝浦工業大学システム理工学部の除村健俊教授。ご略歴は、1981年〜2008年,日本IBM株式会社にてコンサルタント,Think Pad T シリーズ 開発のエグゼクティブ・プロジェクトマネージャー。2008年〜2018年3月,(株)リコーにて理事,高度専門職,顧問,品質本部副本部長,人事本部副本部長,グローバルHR センター所長,御殿場環境開発センター設立リーダー,新規事業立上げリーダーを歴任。

セントラル硝子(株) 小森谷 治彦


私の研究ヒストリー

半世紀間のアメリカの大学での生活(その1) ------- p.62 [試し読み] "以前,イギリスのある大学で,ラテン語で書かれた,額入りの格言を見かけました:Felix, qui potuit rerum cognoscere causas。ラテン語の読める同僚に英訳してもらったところ「Happy is the man who finds the cause of things」(物事の理ことわりを見つける人は幸せである)ということでした。"

レンセラー工科大学 友澤 稔


コラム

ちいさき魚は眼にもとまらず ------- p.67 [試し読み] 筆者の故郷は群馬県前橋市である。その市街地の中心部をかすめるように広瀬川というきれいな川が静かに流れている。渋川市で利根川から分かれ前橋市街を流れてのち,伊勢崎市で再び利根川に合流している。小さな川であるが一級河川である。

岡本硝子(株) 新井 敦


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