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Asahi Glass Co., Ltd Nippon Sheet Glass HOYA Glass Nippon Electric Glass Central Glass

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最新号目次


Serial No.97 cover photo NEW GLASS
Vol.25 No.2 2010
(Serial No.97)
表紙:太陽熱発電に用いられる高性能太陽光反射ミラー。88層の誘電体膜が広い波長域の太陽光を有効に反射する。[写真提供:日本電気硝子株式会社]


巻頭言

------- p.1 [試し読み]

今日より振り返って,25〜30年ほど過去を思い起こしてみましょう。ガラス産業の発展の可能性について,板ガラス・電気ガラス・ガラス繊維・光学ガラス・食器ガラス・ビンガラス,特に食器ガラスとビンガラスに至ってはその将来の可能性が見えにくくなっておりましたし,実際に毎年少しづつ売り上げが減少するような有様でした。仮に,当時の品揃えをオールドガラスと呼びますと,他素材の出現や景気循環の低した。迷期にあったのかもしれません。まだ,アジア市場や国際市場への開放も今よりはずっと進んでいませんでした。


特集 「ガラス表面の加工と解析」

1)ナノインプリント法のよるガラス材料のナノ成型 ------- p.3 [試し読み]

ナノインプリント法1)は,卓越した解像性,プロセスの簡便性,低コスト性を兼ね備えたナノ加工技術として,多様な分野での産業応用が期待されている。これまでに,熱可塑性樹脂を用いる熱ナノインプリント法と,光硬化性樹脂を用いる光ナノインプリント法が提案されている。熱ナノインプリント法は,様々な機能性材料を直接加工出きるため,光学,バイオ,環境などそれぞれの目的に応じた材料を選択することができる。

大阪府立大学  平井  義彦

2)インプリント法による高機能ガラス光学素子の作製 ------- p.7 [試し読み]

ガラスはディスプレイ,ストレージ,撮像機器を支える重要な光学部材であり,高機能化を目指した様々な取り組みが実施されている。ガラスを光学部材に加工する手段としてモールド法1,2)が幅広く用いられているが,技術的には成熟期を迎えた感があり,新たな技術展開が模索されている。本稿では,ガラス部材の表面に高い光機能を発現する微細構造を形成するためのインプリント技術の研究開発の現状について紹介する。

北海道大学  西井  準治

3)非線形リソグラフィーによるガラスの立体的表面加工 ------- p.11 [試し読み]

SiO2系ガラスは,広い波長域での高い透過性と優れた物理的/化学的安定性を有し,集積光学素子や光センシング用の光制御材料として重要な役割を担っている。しかしながら,一般に難加工材であり,機械加工では,チッピングやクラックなどの問題があり,一方,高い透過性が裏目となって,紫外光を用いても,ガラス組成を工夫しなければレーザ直接加工も容易ではない。

北海道大学  西山  宏昭 他1名

4)ガラスのレーザースクライブ機構 ------- p.16 [試し読み]

一般的に,ガラス基板は,ガラス表面にスクライビングホイール1)でけがき線を形成し,そのけがき線(以下,スクライブ線という)に沿って曲げ応力を付加することにより分断される。このガラス基板の分断方法は,工具を直接ガラス表面に押し付ける機械的なスクライブ法であるので,パーティクルの発生が避けられない。また,分断エッジにマイクロクラックが生じ,それが起点となってガラス基板が割れる場合がある2)。

三星ダイヤモンド工業 山本  幸司

5)ステイン法によるハロゲン化銅微粒子分散ガラスの作製とその応用 ------- p.20 [試し読み]

映像,情報機器の高輝度化,高精細化が進む一方で,それに伴いそれに使用される光源についても高輝度のものが使われるようになってきた。これらの光源は可視光だけではなく,紫外線および赤外線も発せられており,これらのものについても高輝度に伴い強度も強くなっている。特に紫外線は,光学系に強度なダメージを与えるため,なるべく光源の近いところで除去する必要がある。よって不用な特定波長を除去する光学フィルタが存在する。

五鈴精工 末次  竜也

6)ガラス表面に係る評価事例の紹介 ------- p.23 [試し読み]

光学製品の高性能化に伴いガラス等の表面状態が重要になっている。表面処理によるガラス等各種材料の表面形状変化やその形態評価,化合物汚染状況の把握が必要であり,表面処理に係る材料の評価も必要である。図1にガラス表面の評価に利用される分析手法の一例を示す。目的に応じて適用する手法を選択することになるが,本稿では,ガラス表面に係る評価に関して,化学的手法および物理的手法を用いた評価事例について紹介する。

住化分析センター  三木  武


研究最先端

ガラス結晶化によるリチウムイオン二次電池用正極材合成 ------- p.27 [試し読み]

リチウムイオン二次電池(LiB)は軽量で高出力である特徴から近年,携帯電子機器から自動車用蓄電池に至るまで幅広く展開できる電力貯蔵デバイスとして注目されている。その中でも正極材料に関する研究開発は低価格化・高出力化・安全性・サイクル特性の向上が重要な課題となっている。

長岡技術科学大学  本間  剛 他3名


三次元光デバイス高効率製造技術・研究最前線

空間光位相変調器と三次元光デバイス高効率製造技術 ------- p.31 [試し読み]

NEDO「三次元光デバイス高効率製造技術」プロジェクトでは,フェムト秒レーザーと,波面制御素子としてのホログラムを用いて,ガラス内部への多点同時加工を目指している。そのうち,可変型の三次元加工システムの実現に向けた研究を当社は担当してきた(研究テーマ「空間光変調器三次元加工システム技術」)。

浜松ホトニクス  原  勉


ガラス革新溶融技術・研究最前線

インフライトメルティングによるガラスの溶解 ------- p.34 [試し読み]

ガラス溶解に要するエネルギーの大幅な低減を達成することを目的として,従来のシーメンス型ガラス溶解法とは基本原理の異なる「インフライトメルティング法」が日本発の新技術として研究開発が進められている。これまで,従来型の溶解法については,ガラス溶解設備/方法についてさまざまな改良や工夫が施され,エネルギーコストを大幅に低減させることに成功してきた。

東京工業大学  矢野  哲司


いまさら聞けないガラス講座

ガラス溶融条件と品質 ------- p.40 [試し読み]

ガラス製造において製品品質の作り込みは最重要課題である。ガラス溶融プロセスの目標は効率的に所定の製品を製造することにある。ここでは,品質と量産の両立を目指すガラス溶融条件について私見を記す。

旭硝子  田中  千禾夫


ガラス研究所訪問

サルディーニャ島から見た日本 ------- p.44 [試し読み]

2009年9月1日〜30日の1ヶ月間,イタリア国サルディーニャ州のサッサリー大学にて研究を行うチャンスを頂いた。向かった先はプリニオ・イノセンチ研究室である(図1)。滞在期間は短かったが,公私ともに非常に良い刺激を受け,また色々と考えることも多かった。などという文章をよく本欄で楽しく読んではいたのだが,実際に生活をするのと,国際学会等で短期滞在するのとでは,これほどまでに受ける印象が違う,ということに始めて気がついた。

京都大学 徳田 陽明 徳田  陽明


ニューガラス関連学会

1)日本セラミックス協会第48回セラミックス基礎科学討論会 参加報告 ------- p.48 [試し読み]

日本セラミックス協会第48回セラミックス基礎科学討論会が,2010年1月12日と1月13日の二日間,沖縄コンベンションセンターで開催された。会場は,那覇市街からはバスで40分ほどと少し距離があるが,国際通りのステーキ屋の店員さんに「学会するならあそこしかないさー」と言われるほど沖縄で有名な場所である。海沿いにあり敷地面積も広く,とても有意義に2日間を過ごさせていただいた。

岡山大学  下村  圭司

2)nanotech2010展示会・技術会議への参加報告 ------- p.51 [試し読み]

恒例となった国際ナノテクノロジー総合展(nanotech2010)も今年で開催9年目を迎え,昨年と同じく東京ビックサイトで2010年2月17日(水)から19日(金)まで3日間にわたって開催された。今年もナノバイオExpo2010などの6展示会との同時開催となった。今回の出展者数は,654企業・団体(国内462社,海外19カ国192企業・団体)にのぼり,リーマンショックの後遺症のつづく情勢にもかかわらず入場者も42,000人を超える最大級のナノテクノロジーの国際展示会となり,

ニューガラスフォーラム  外池  正清

3)日本セラミックス協会の年間発表タイトルからガラス研究の動向を探る ------- p.54 [試し読み]

2010年3月22(月)〜24(水)の日程で日本セラミックス協会の年会が東京農工大学にて開催された。今年は折からの暖冬のため,桜がチラホラと咲く中での開催となった。日本セラミックス協会の会員減少が危惧される中,参加登録者数は最大級の盛況であった(参加者数1150名。日本セラミックス協会の集計)。

京都大学  徳田  陽明

4)2010年春第57回応用物理学関係連合講演会 参加報告 ------- p.59 [試し読み]

応用物理学会の主催による2010年春季第57回応用物理学関係連合講演会が,3月17日から20日の4日間,神奈川の東海大学湘南キャンパス(平塚市)にて開催された。キャンパス付近は開花宣言前だったにも関わらず木々のいくつかには桜花が見受けられ,東北より参加する私にとっては今年最初の春日の訪れであった。

東北大学  高橋  儀宏

5)The20th Meeting on Glasses for Photonics 参加報告 ------- p.61 [試し読み]

2010年2月4日(木)に東京工業大学百年記念館(図1)においてThe20th Meeting onGlasses for Photonics が日本セラミックス協会ガラス部会フォトニクス分科会の主催で開催された。本会議の主題は「フォトニクス・オプトエレクトロニクスに用いられるガラスの基礎,もしくは応用」であり,今回は招待講演1件,口頭発表9件があった。

東京工業大学  岸  哲生


新刊紹介

レンズの辞典&事典 ------- p.64 [試し読み]

オプトロニクス社からこれまでになかった辞典/事典が出版された。これは光学の基本ともいうべきレンズに関する辞典(用語の意味)と事典(事柄の解説)がドッキングした本である。初学者や光学を専門としていてもレンズ設計や加工,組立には門外漢という方に最適である。事典の部分は抜き出して配列するとメーカーでの新入社員の教育にも使える優れものである。

コニカミノルタオプト  森  伸芳


コラム

国宝建造物と青井阿蘇神社 ------- p.66 [試し読み]

硝子事業に携わって56年経過しました。その間技術の発展は目覚ましいものがありました。さらに将来に向けて開発の速度は加速されることが期待されます。日夜開発に努力されている皆さんに少々息抜きになるようなことを記させていただきます。

元・東芝ガラス(株)社長 黒川  高明



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