[事務局だより]


(3月13日(木)) 理事会開催
平成26年度事業計画案、平成26年度収支予算案、平成26年度・27年度役員(理事・監事)案、常勤役員(専務理事)退任に伴う退職慰労金に関する件が審議されて、原案通り承認された。

(3月10日(月)) 運営委員会開催
平成26年度事業計画案、平成26年度収支予算案、平成26年度・27年度役員(理事・監事)案、常勤役員(専務理事)退任に伴う退職慰労金に関する件が審議されて、原案通り承認された。

(3月4日(火)) 財務委員会開催
平成26年度事業計画案、平成26年度収支予算案、平成26年度・27年度役員(理事・監事)案、常勤役員(専務理事)退任に伴う退職慰労金に関する件が審議されて、原案通り承認された。

年頭のご挨拶


 


  
                                  平成26年1月6日
                        一般社団法人ニューガラスフォーラム
                                専務理事 上杉勝之




新年おめでとうございます 

さて、昨年の我が国経済は、公共投資の増加や消費増税前の駆け込み需要により成長率が加速する事が見通されました。そして、安倍政権の「財政」、「金融」、「成長戦略」の3本の矢による経済成長に期待が深まった年でした。

今年は、安部政権の経済政策「アベノミクス」から転じて、徐々に景気が自律回復へ向かうことが期待されています。製造業の景気動向が改善し、ガラス業界にも明るい兆しが出ることが期待されます。

当フォーラムは、このような認識に立ち、今年は以下に力点を置いて事業を進めます。

即ち、終了したナショナルプロジェクト「ガラス革新溶融プロジェクト」の成果の普及に努めます。また、フォーラム独自開発によるガラス溶融シミュレータ「GICFLOW」の研修会事業を充実化します。さらに、ガラスデータベース「INTERGLAD」の改良、普及を継続します。以上により、ガラス業界の研究能力の基礎・基盤を支えます。






(6月4日(火))理事会、総会開催
理事会においては、平成24年度事業報告案、収支決算報告案が了承された。
総会においては、平成24年度事業報告案、収支決算報告案及び平成25年度事業計画案、収支予算案が了承された。報告事項として、理事、監事並びに会員の状況、ガラスデータベース関係の進捗状況、ガラス溶融シミュレーション研修会の進捗状況、三次元光デバイス高効率製造技術の進捗状況、革新的ガラス溶融技術プロジェクトし終了報告、ガラス産業連合会の事業進捗状況、公益目的支出計画の進捗状況が報告された。


(5月17日(金))運営委員会開催
平成24年度事業実績報告案および収支実績案ならびに決算案が審議され、了承された。その他、活動状況報告、会員の現状などが報告された。

(5月16日(火))財務委員会開催
平成24年度事業実績報告案および収支実績案ならびに決算案が審議され、了承された。その他、活動状況報告、会員の現状などが報告された。

(3月19日(火))理事会開催
平成25年度事業計画案及び収支予算案が審議され、了承された。その他、事業別活動状況報告、会員の現状などが報告された。

(3月11日(月))運営委員会開催
平成25年度事業計画案及び収支予算案が審議され、了承された。その他、事業別活動状況報告、会員の現状などが報告された。
(3月6日(水))財務委員会開催
平成25年度事業計画案及び収支予算案が審議され、了承された。その他、事業別活動状況報告、会員の現状などが報告された。

  年頭のご挨拶




                                  平成25年1月7日
                        一般社団法人ニューガラスフォーラム
                                専務理事 上杉勝之




新年、おめでとうございます。
 

今年の東京の正月は、晴天に恵まれて穏やかでした。皆様にとってこの一年が東京の正月のように穏やかであることをお祈りいたします。 

さて、当フォーラムの事業に関しては、昨年は、大きな変化はなく、既存の事業を着実に実施した年でした。即ち、経済産業省のプロジェクトであるガラス革新溶融研究、三次元光デバイス継続事業、ガラスデータベース事業そのほかの事業を進展させました。新しい出来事では、フォーラム会長が昨年6月に、HOYA山中衛相談役から旭硝子石村和彦社長に交代しました。

 
一方、今年のフォーラムは激動の年となりそうです。ナショプロ革新溶融が2月に終了しますので、新たな研究開発テーマの立ち上げが課題です。また、ガラスデータベースやガラス溶融シミュレーションの事業を厳しい財政下で継続することも課題です。 

いづれにしましても、今年は、ニューガラスフォーラムはこれまでにない厳しい環境下におかれることになると、今から身を引き締める思いです。 

最後に、皆様のご支援、ご協力をお願いしてご挨拶といたします。








(12月11日(火))運営委員会開催
平成24年度収支実績見込み案及び事業別活動状況報告がなされた。また、NGF会員の状況、ガラス産業連合会の事業進捗状況について報告された。
(12月6日(木))財務委員会開催
平成24年度収支実績見込み案及び事業別活動状況報告がなされた。また、NGF会員の状況、ガラス産業連合会の事業進捗状況について報告された。
(6月7日(木)) 総会開催
平成23年度事業報告並びに収支実績及び決算案について審議し了承された。
平成24年度事業計画及び収支予算案について審議し了承された。
平成24-25年度役員(理事、監事)案について審議し了承された。
上杉専務理事が選出されたことが報告された。
(6月7日(木)) 第5回理事会開催
役員(会長、副会長、専務理事)選任の件が審議され、承認された。
上杉専務理事は、これまでのナショナルプロジェクトの受託や新規事業の立ち上げなどで目覚ましい成果をあげてきた。このため、会長、副会長から成る役員候補選定会議で専務理事候補に選定され、このたびの第5回理事会で選出された。
(6月7日(木)) 第4回理事会開催)
平成23年度事業報告並びに収支実績及び決算案の件が審議され了承された。
平成24-25年度役員(理事、監事)案が了承された。
特別会員選任について了承された
(5月18日(金)) 運営委員会開催
平成23年度事業報告並びに収支実績及び決算案について審議し了承された。
平成24-25年度役員(理事、監事)案について審議し了承された。
特別会員選任について了承された。
(5月15日(火)) 財務委員会開催
平成23年度事業報告並びに収支実績及び決算案について審議し了承された。
平成24-25年度役員(理事、監事)案について審議し了承された。


(3月22日(木) 理事会開催)
平成24年度事業計画案及び収支予算案について審議され了承された。


(3月16日(金)) 運営委員会開催
平成24年度事業計及び24年度収支予算が審議され了承された。


(3月7日(水)) 財務委員会開催
平成24年度事業計画及び24年度収支予算が審議され了承された。


年頭のご挨拶

平成2415

一般社団法人ニューガラスフォーラム

専務理事 上杉勝之

新年、おめでとうございます。

昨年は、東日本大震災と原発事故、紀伊半島大水害、急激な円高と、国内ではかって経験したことがないような厳しい出来事に見舞われました。国外でも、ニュージーランド地震、タイ洪水、ユーロ安、アラブの民主化など、自然、経済、政治の面で激動した年でした。

今年は、一刻も早く、多方面の活動が安定軌道に戻ることを祈るばかりです。

さて、昨年は、当フォーラムにとって特筆すべき事が多々ありました。
まず、41日に、フォーラムはそれまでの公益法人としての「社団法人」から「一般社団法人」へ移行しました。ナショナルプロジェクトに関しては、5年間の研究が終了した「三次元光デバイス」がその研究開発成果に関して、NEDOから「非常に良い」との評価を得ました。「ガラス革新溶融」では、東工大、物材機構、旭硝子、東洋ガラスとの共同研究が着実に進展しました。機関誌「NEW GLASS」では、3月号で100号記念出版となりました。

ところで、当フォーラムは、ガラス業界にとっての基礎的・基盤的研究を担ってきました。しかし、IT不況、リーマン不況を経て産業界によるこの分野の研究が特に弱体化しています。そのため、当フォーラムの役割はこれまで以上に大きくなっていると認識します。今年は、ナショプロ「三次元光デバイス」研究の成果の製品化を目指したNEDOの「継続研究」を実施します。また、最後の年となる「ガラス革新溶融」研究では、目に見える成果を上げるべく努力します。

このほか、独自事業である、ガラスデータベース「INTERGLAD」の質と量と使いやすさを発展させます。さらに、「ニューガラス大学院」、「データベース研修会」そして、独自開発のガラス溶融シミュレータ「GICFLOW」研修会を通じた人的養成も継続します。まさに、フォーラムにとっては試練の年です。

本年が、「竜頭蛇尾」とならないよう、「画竜点睛」を目指しますので、関係者の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。







(12月22日(木) GIC運営技術委員会開催)
GICの平成23年度予算進捗状況、各部会の活動状況、平成24年の「ガラス連合会新年会」に関する報告及び審議があった。


(12月14日(水) 運営委員会開催)
平成23年度予算の実績見込みに関する報告があった。また、事業別活動報告とGICの平成23年度事業の進捗報告がなされた。


(12月7日(水) 財務委員会開催)
平成23年度予算の実績見込みに関する報告があった。また、事業別活動報告とGICの平成23年度事業の進捗報告がなされた。


(11月24日(木) 第7回GICガラス技術シンポジウムの開催)
産学の交流を図るために設置された標題のシンポジウムが、兵庫県立大学が幹事となり、姫路市国際交流センターで開催。テーマは、「評価・解析・検査技術の今昔」で。フォーラムは事務局を務め、約200名の参加を得て盛況であった。


(8月1日 NEDO継続研究開始)
当該日付で、NEDO、(株)オハラ及びニューガラスフォーラムとの間で、フェムト秒レーザー三次元加工によるデジタルカメラ用光学ローパスフィルターの超高速加工に関する共同研究の契約書が署名された。これは、今年の三月に終了したナショナルプロジェクトの成果の製品化を狙うものである。


(7月8日(金) ガラス産業連合会(GIC)総会開催)
ガラス関連6団体からなるGICの総会が開催された。この会議で、GICの会長が板硝子協会会長からニューガラスフォーラムの山中会長に代わった。また、事務局長も板硝子協会専務理事からフォーラムの上杉専務理事へ交代した。


(6月23日(木) 三次元光デバイス最終評価委員会開催)
平成18-22年度実施した、「三次元光デバイス高効率生産技術」プロジェクトのNEDOによる事後評価委員会が開催された。7名の学識経験者による評価をうけた。プロジェクトリーダーの平尾京大教授をはじめ、三浦京大教授、浜ホト、ニューガラスフォーラムの実施者による説明と質疑が13:00-17:00の間行われた。


(6月3日(金) 理事会、総会、講演会、懇親会開催)
一般社団法人としての第1回理事会では、平成22年度の事業報告案、収支決算案、役員改選(石村理事)案
が承認された。つづいて開催された、第1回総会では、平成22年度事業報告案、収支決算案、平成23年度事業計画案、収支予算案、役員改選(石村理事)、一般社団法人ニューガラスフォーラム定款改正案が承認された。また、引き続いて行われた第2回理事会で石村旭硝子社長が副会長に選任された。総会後の講演会では、宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授による、「「はやぶさ」が挑んだ人類初の往復の宇宙飛行、その7年の歩み」の講演があった。懇親会では、経済産業省の小野企画官から来賓の挨拶をいただいた。


(5月23日(月) 運営委員会開催)
平成22年度事業報告案、同収支実績及び決算案、役員(理事)選任案が報告、審議され了承された。役員の選任では、門松旭硝子会長に代わり、石村旭硝子社長が理事となる案である。


(5月17日(火) 財務委員会開催)
平成22年度事業報告案、同収支実績及び決算案、役員(理事)選任案が報告、審議され了承された。


(4月12日(火) 新宿区法務局に一般社団法人の登記完了)
平成23年4月1日付けで、「社団法人ニューガラスフォーラム」から「一般社団法人ニューガラスフォーラム」へ移行。


(3月28日(月) 一般社団法人認可書の手交)
内閣府公益認定等委員会から、3月22日付けの「一般社団法人認可書」が上杉専務理事に手交された。


(3月15日(火) 理事会開催)
平成23年度事業計画案、同予算案、一般社団法人化に伴う定款改正、活動状況について報告、審議され、原案は承認された。


(3月11日(金) 運営委員会開催)
平成23年度事業計画案、同予算案、一般社団化に伴う定款改正、活動状況について報告、審議され了承された。東関東大震災が発生したが最後まで審議が行われた。


(3月8日(火) 財務委員会開催)
平成23年度事業計画案、同予算案、一般社団化、活動状況について報告、審議され了承された。


年頭のご挨拶


平成2314
社団法人ニューガラスフォーラム
専務理事 上杉勝之

新年、おめでとうございます。


今年も、東京の正月は青空に恵まれました。ウサギ年の本年は、干支のように穏やかで、飛躍する年となることを願っています。

さて、昨年は、当フォーラムにとって特筆すべき事が多々ありました。

まず、2月に事務所を港区から新宿区に移しました。経費節約のためです。また、716日の創立25周年の日に、「一般社団法人」申請を行い、現在、内閣府で審査中です。ナショナルプロジェクトに関しては、「ガラス革新溶融」研究が中間評価で高評価点を獲得しました。また、「三次元光デバイス」研究では、世界初となる、ガラス内部へホログラムによる立体構造の一括形成に成功しました。
ガラス産業連合会の事務局としては、「ガラス産業技術戦略2030年」と「ガラス製造プラント百科」の出版に貢献しました。

ところで、当フォーラムは、ガラス業界にとっての基礎的・基盤的研究を担ってきました。上記の2テーマもその範ちゅうです。しかし、IT不況、リーマン不況を経て会社によるこの分野の研究が特に弱体化しています。そこで、当フォーラムの役割はこれまで以上に大きくなっていると認識します。その上、今年は、ナショプロの「三次元光デバイス」研究が終了するので、その成果を実用化に橋渡しする役割も加わりました。フォーラムにとっては、試練の年です

このほか、独自事業である、ガラスデータベース「INTERGLAD」の質と量と使いやすさを発展させて、ガラス業界の“インフラ”作りの役割を継続します。さらに、「ニューガラス大学院」、「データベース研修会」そして、独自開発のガラス溶融シミュレータ「GICFLOW」研修会を通じた人的養成も継続します。

本年も、当フォーラムは、ガラス業界にとっての共通的、基盤的事業に軸足を置いた活動に努めます。関係者の皆様のご理解とご支援を今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。








(11月 ガラス産業連合会(GIC)によるプラント百科作成)
ガラス6団体からなるGICの事務局として、11月に、各種ガラス製造プロセス160のテーマを収蔵した「ガラス製造プラント百科」のCDを作成して、ガラス業界、関係者に配布した。


(10月21日(木) ガラス産業連合会(GIC)による「技術戦略公表」)
ガラスの6団体からなるGICで平成14年に作成された技術戦略を見直した「ガラス産業技術戦略2030年」が公表された。見直しの中心は、期間を2025年→2030年に延長したこと、6団体の製品出荷額見通しは、2010年→2020年に延長したことである。また、約140技術課題へと大幅に拡大されたガラス技術のロードマップ図が提示されている。前回同様に、安井至・(独)製品評価技術基盤機構理事長が主査を務め、作業の事務局はニューガラスフォーラムが担当した。


(8月26日(木) ガラス革新溶融プロセス研究の中間評価が実施された)
NEDOからの標記受託研究は、平成20年からの5か年研究であるが、その3年目の中間評価が実施された。NEDOの評価委員から、プロジェクトリーダーの井上悟(独)物質・材料研究機構ラボ長以下、東工大、旭硝子、東洋ガラス、ニューガラスフォーラムの実施者が評価を受けた。途中で参加企業の東洋ガラスの実験現場調査も交えながら、10:20-18:00の間説明と質疑が行われた。
なお、10月20日付けの評価結果では、ABCD評価中、A評価結果を得た。


(7月16日(金) 公益認定等委員会に対して一般社団化申請を行う)
電子申請にて、「一般社団法人ニューガラスフォーラム」の認可申請を行う。


(6月21日(月) 企画部長人事異動)
丸山勉新部長が企画部長に就任。鈴木恵一朗前部長は企画部部長研究員に異動。
(6月4日(金) 理事会・総会の開催)
平成21年度事業報告、決算報告および、平成22年度事業計画と予算案が承認された。また、平成22-23年度理事・監事案が承認され、新会長として山中衛HOYA相談役が選任された。更に、特別会員の改選が承認された。また、一般社団法人ニューガラスフォーラム定款案が承認された。



(5月12日(水)財務委員会、5月14日(金)運営委員会開催
平成21年度事業報告及び収支決算報告の承認を得た。また、平成22-23年度理事・監事の承認を得た。さらに、一般社団法人ニューガラスフォーラム定款案の承認を得た。他に、特別会員の見直し方針に関して承認を得た。



(3月23日(火) 理事会開催)
平成22年度の事業計画と予算案に関して承認を得た。また、内閣府に認可申請を行うための「一般社団法人ニューガラスフォーラム定款」(案)に関する基本的方針の承認を得た。



(3月9日(火)財務委員会、12日(金)運営委員会開催)
平成22年度の事業計画と、予算案について承認を得た。また、一般社団法人化の定款案に関して基本的承認を得る。



(2月15日(月) 新事務所にて業務開始)
2月14(土)-15(日)に事務所引っ越し作業を行い、15日から新事務所で仕事を開始。



(1月21日(木)) 臨時理事会、臨時総会開催
事務所を今までの港区新橋から、新宿区百人町へ移すに際して、第2条「主たる事務所を東京都新宿区に置く」へとする定款変更が必要のために開催



                           年頭のご挨拶

                                                      
 

                                                平成22年1月4日
                                               
                                      社団法人 ニューガラスフォーラム
                                              専務理事 上杉勝之
 


                      新年、明けましておめでとうございます。


当フォーラムは、おかげさまで、設立25年目を迎えることができました。
正月3が日の東京の天気のように青空で、温かく、穏やかな年となることを願っています。

翻って、当フォーラムの昨年を一言で言うと、「激動前夜、飛躍に備えた年」だったと言えそうです。つまり、新しい大きな出来事はなく、継続事業を着実にこなした年でした。二つのナショナルプロジェクト研究の着実な進展、ガラスデータベース「INTERGLAD」バージョン7の発行、「ガラス溶融シミュレータ研修会」の密度濃い実施です。また、10月の「ニューガラス大学院」では、台風による東京の交通マヒにもかかわらず90名を超える参加者を得ました。特筆すべき出来事としては、麻生総理大臣が5月30日の土曜日に、当フォーラムが会員会社や大学等と共同研究している東洋ガラスの川崎工場内の研究サイトに突然視察にみえたことでしようか。前総理は、イタリアサミットで15%CO2削減を提唱するための事前勉強であったと後に知りました。

ところが、昨年11-12月にかけては激震が走りました。行政刷新会議の事業仕分けで、国からの100%委託事業は見直して、3分の1は会社の負担とすべきだとの提言がまとめられたからです。フォーラムの二つのプロジェクト研究がこれに該当したからです。しかし、幸いにも、最終的な財務省からの予算内示では、継続テーマは従来通り100%委託継続となりました。

さて、今年は、当フォーラムにとって根幹にかかわる課題が目白押しです。
第一に、現在の「特例社団法人」から「一般社団法人」化への移行申請を行います。第二に、今年度で終了する「三次元光デバイス」研究後の新規国家研究プロジェクトの立ち上げにチャレンジします。そして、第三は、来月2月に事務所を現在の港区から新宿区に移転します。

こうしてみると、冒頭に述べたような平穏な年とするためには、フォーラムメンバー一丸となって、平時に倍する努力が必要であると認識しています。

本年はトラ年です。それにあやかって、虎視眈々とチャンスをうかがい、一瀉千里に駆け抜けたいと思いますので、関係者の皆様には、よろしくご支援をお願いいたします。


(上杉:財務、運営委委員会の開催)
12月9日に財務委員会、14日に運営委員会が開催された。議事は、平成21年度収支の実績見込み報告であった。活動状況報告として、ガラスデータベース事業、ガラス溶融シミュレーション研修会、三次元光デバイス研究開発及びガラス革新溶融研究開発状況の説明が行われた。このほか、特別社団法人の現状から来年度に一般社団法人化への移行方針について了承された。さらに、来年の事務所移転案が了承された。



(上杉:人事異動)
11月11日付けで、新総務部長として斉藤 準(ひとし)氏が就任。
(上杉:総会開催)
6月5日(金)に、総会が開催された。この中で、平成20年度の事業ならびに収支実績報告、同21年度の事業ならびに収支予算案が審議され、了承された。また、理事の変更と、特例民法法人から一般社団法人化へ移行する基本方針が了承された。
総会記念講演会では、吉本 護東工大教授による「弁理士教授から見た、ガラス等材料開発の知的戦略」と題した講演が行われた。




(上杉:麻生総理大臣が革新溶融装置を視察)
5月30日(土)の午後1時45分から2時20分の間、麻生総理が当フォーラムと、東洋ガラス、旭硝子及び東工大の共同研究として進めている国家研究プロジェクト「ガラス革新溶融」の東洋ガラスの川崎の研究施設を視察されました。視察には、丸橋東洋ガラス社長のほか、門松旭硝子会長、村田NEDO理事長が同席されました。現状の窯を見ていただいた後、ガラス溶融実験炉を視察されました。窯では、「炎の色から見て1600℃くらいか?」との質問がありました。以前は、麻生セメント社長の経験からでしょうか、関心の高さと関連知識の高さを示しておられたと、当日の関係者から聞きました。






(上杉:財務・運営委員会開催)
5月12日(火)に財務委員会、15日(金)に運営委員会が開催された。議題は、平成20年度の事業報告と、収支予算実績報告であり、いづれも事務局案が承認された。報告事項では、ガラスデータベース、ガラス溶融シュミレーション研修会、三次元光デバイス及び革新溶融プロジェクトの進捗状況報告があった。さらに、平成21年度の補正予算関連の動向と、特例民法法人からの移行関連の動向に関する報告があった。




(上杉:理事会開催)
2009年3月16日(月)に、理事会を開催した。主な議題は、平成21年度の事業計画案と収支予算案の審議であった。また、特例民法法人からの移行について審議を行った。
さらに、@カラスデータベース A溶融シミュレーション研修会 B3次元光デバイス高効率製造技術 Cガラス革新溶融プロジェクトの進捗状況について報告があった。


(上杉:nano tech2009出展 )
国際ナノテクノロジー総合展示会が、2009年2月18(水)-20日(金)の3日間東京ビックサイトで開催されました。今回の出展は、21の国、地域の企業、大学、研究機関が参加して、入場者も4万7千人と盛況であり、名実とももに世界最大のナノテクショーでした。当フォーラムは、2006年度から京大の平尾教授をプロジェクトリーダーとして、当フォーラムと京大、浜松ホトニクス社と、「三次元光デバイス技術」の共同研究をNEDOからの委託研究として実施しているため、昨年同様、NEDOブースの中の「三次元光」コーナーに3者で出展しました。


(上杉:ガラス産業連合会新年会の開催)
当フォーラムを初め、板硝子協会、電気硝子工業会、硝子繊維協会、(社)日本硝子製品工業会、日本ガラスびん協会の6団体で構成する「ガラス産業連合会」の新年会が、1月21日(水)午後4時から5時半まで、東京會舘で開催されました。今回も、産・学・官・プレス・団体関係者350名が参加して盛況な会でした。山中昭廣会長(石塚硝子社長)の挨拶の後、来賓の後藤芳一・経済産業省製造産業局次長の挨拶がありました。その後、藤本勝司・板硝子協会長(日本板硝子会長)の乾杯の音頭で懇親会に移りました。当フォーラムは、受け付けを初め懇親会の進行、来客への対応など事務方の一翼を担って、メンバー全員で対応しました。



新年のご挨拶

 

平成2116

()ニューガラスフォーラム

専務理事 上杉勝之 

 

新年、明けましておめでとうございます。

東京の正月3が日は、青空と穏やかさに恵まれました。しかし、経済気象は、昨年後半に世界を襲った、元FRB議長のグリーンスパンが言った「100年に一度のCrerdit-Tsunami」に飲み込まれて、底知れぬ不安感に覆われた新年の始りでした。

これに伴い、国内でも、2002年から続いた「いざなぎ景気」を超える戦後最長の好景気が、突然、大文字の逆Vの如く終わり、一転して大不況の陰りを呈しています。

しかし、経済不況を突破するには、技術革新をテコとして、地球環境保全と新エネ・省エネルギーの分野で、ここ当分は抜け口を探ることが効果的だと思います。また、このような時期だからこそ、次の世代の産業の芽となる基礎・基盤研究も、超長期的視点から歯を食いしばって続ける必要があります。

当フォーラムは、このような超長期的視点に立って、3つの事業を進めてきました。

即ち、“プロダクト・イノベーション”から、ナショプロ「三次元光デバイス高効率製造技術」の開発を目指し、昨年は、NEDO中間評価で「優」を得ました。また、“プロセス・イノベーション”を図るため、プラズマ等による、省エネルギー「革新溶融プロセス」開発をナショプロとして、メンバー企業と共に開始しました。更に、ガラス産業の“プラットホーム整備”のために、ガラスデータベース「INTERGLAD」に加えて、当フォーラムが独自に開発した、ガラス溶融シミュレーター「GICFLOW」の普及事業を昨年始めました。

世界同時不況の今年は、今までになく困難な状況が予想されますが、当フォーラムはこの三本柱の充実、発展を計ります。

フォーラムのメンバー一丸となって努力いたしますので、皆様のご支援とご理解をいただければ幸いです。


(上杉:財務委員会、運営委員会の開催)
12月8日、(月)財務委員会、17日、(水)運営委員会が開催された。平成20年度の収支実績見込み報告、活動状況報告、規約の改定審議が行われた。また、公益法人制度改革に伴い、公益社団法人化、一般社団法人化に関する現状報告を行った。
(上杉:ニューガラス大学院講習会を実施)
10月8-9日の基礎コース、30-31日の応用コースを実施した。昨年の記録を更新して、これまでの最多の参加者を得た。
(上杉:国際ガラス会議で受賞)
9月21-28日まで、ブラッセルで開かれたECOCの会議の後半開かれた、MICROOPTICS CONFERENCEで、つくば研究室の田中室長、鈴木主席研究員、山地主任研究員、川島研究員が、Best Paper Award を受けた。
(上杉:革新溶融プロジェクト・キックオフ会合開催)
9月1日(月)、第一回の担当者会議がフォーラム会議室で行われた。東工大、旭硝子、東洋ガラス、経済産業省、NEDOメンバーによる発表と、懇親会が行われた。
(上杉:三次元光デバイス中間評価を受ける)
8月22日(金)、13:00-17:35、平成18-22年度までの5年計画の三年目として、NEDOの中間評価が実施された。現地調査の結果とも合わせて、優評価を受けた。
(上杉:三次元光デバイス現地調査会開催)
8月12日(火)、NEDOの中間評価委員会メンバーによる現場調査が、つくば研究室で実施された
(上杉:ガラスシミュレーター全体像説明会開催)
7月31日(木)、当フォーラムの新事業として、フォーラムがNEDO省エネ先導研究制度で開発した、ガラス溶融シミュレーター“GICFLOW”の普及講習会を開催した。有料で登録を受け付けた会社に対して、年間を通して実施していく。
(上杉:革新的ガラス溶融プロセス技術開発委託先決定)
6月19日付けで、(独)NEDO技術開発機構の公募研究の委託先として、(独)物質・材料研究機構、東工大、旭硝子、東洋ガラス及び当フォーラムが、標記研究の委託先に決定、公表された。
本研究は、液晶用ガラスなどの特殊高温溶融ガラスと汎用のソーダ石灰ガラスの新たな省エネ製造技術、及びカレットの高効率加熱技術等の開発による革新溶融を狙う研究である。フォーラムは、ガラス溶融シミュレーター開発を担当する。開発期間は、平成20年-24年度の5年間。
(上杉:人事異動)
6月1日付けで、研究開発部長の松田弘一氏が日本板硝子社に戻り、後任に外池正清(とのいけ まさきよ)氏が就任しました。外池氏は直前は、日本板硝子テクノリサーチ(株)四日市事業所長でした。
(上杉:総会・理事会・講演会)
5月30日(金)に、平成19年度決算案及び20年度予算案が理事会・総会にて承認されました。また、理事の任期2年の満了に伴い、平成20-21年度の間の理事及び監事が総会にて選任されました。理事については、新たに一名追加されて17名となりました。監事は2名です。また、理事会にて、新会長に森哲次・日本電気硝子会長が、更に、副会長に山中衛・HOYA相談役、門松正宏・旭硝子取締役会議長、藤本勝司・日本板硝子社長が選出されました。講演会では、「地震考古学から21世紀の大地震を考える」と題して、寒川 旭・産総研関西センター招聘研究員の講演がありました。最後に、懇親会があり、藤本・前会長の挨拶がありました。その後、喜多見・経済産業省住宅産業窯業建材課長の来賓挨拶についで、宮沢・NEDO理事の乾杯の音頭で懇親会が盛況のもとに開かれました。
(上杉:新溶解技術事後評価委員会)
5月14日(水)に、NEDOから平成17-19年度の3年間受託した「ガラス新溶解技術研究」が最終年度に当たるため、このプロジェクトのNEDOによる「事後評価委員会」が開催されました。プロジェクトリーダの井上悟・(独)物質・材料研究機構ディレクターを初め、東工大、旭硝子、東洋ガラス、当フォーラムの担当者による説明と質疑が行われました。
(上杉:財務・運営委員会)
5月13日(火)に財務委員会、15日(木)に運営委員会を開催して、平成19年度の事業報告、収支実績案が審議され、承認されました。また、今年で任期の2年が終了するので、新理事並びに新会長、副会長、専務理事案が了承されました。これらの案は、5月30日の総会、理事会で最終的に承認される予定です。この他、新溶解技術、三次元光デバイス技術の進捗状況の報告、並びに公益法人制度改革の進捗状況の報告がありました。
(上杉:NEDO公募「ガラス新溶融技術プロジェクト」)
NEDOが公募するナショナルプロジェクト「ガラス新溶融技術研究開発」に対して、応募書を提出しました。東工大、(独)物質・材料研究機構、旭硝子、東洋ガラスそして当フォーラムとの共同提案です。
(上杉:理事会)
4月2日(水)に理事会が開催され、3月の財務・運営委員会で了承された平成20年度の事業計画・収支予算案が承認されました。
(上杉:財務・運営委員会)
3月11日(火)に財務委員会、13日(木)に運営委員会が開催され、平成20年度の事業計画、収支予算案が審議され承認されました。更に、特別会員の変更案が了承されました。また、公益法人制度改革の概要及び現在取り組んでいる三次元光デバイスプロジェクト、新溶解技術研究の動向の報告がありました。
(上杉:材料・ナノテク講演会)
経済産業省の人材育成政策の一環として、ガラス、鉄、繊維、非鉄、半導体、ファインセラミックス、化学の7分野を対象として、大学生に対する講演会と工場見学会が行われた。ガラスについては、2月22日午前、、経済産業省で、平尾京大教授近藤日本板硝子上席執行役員、加藤旭硝子総研社長・中央研究所長の講演会が行われた。午後からは旭硝子京浜工場とモノつくりセンターの見学会が行われた。当フォーラムは、役所の要請を受けて講演会の準備作業を担当した。当日は、定員50名に対して当日の欠席者が生じたため、46名の学生が参加した。
(上杉:nanotech 2008への参加)
2月13-15日、ビックサイトで開催されたナノテク国際展示会へ参加した。NEDOからの受託研究「三次元光デバイス高効率製造技術」に関する、模型、サンプル、パネルなどを展示した。フォーラムからは、田中つくばの研究室長初め、研究員が説明に当たった。また、本部メンバー及び共同研究相手である、京大、浜フォトからも、説明員が参加した。なお、本展示は、2002年から毎年開催されているが、今回は、ドイツ、フランス、イギリス、韓国、台湾を初めとして、海外からの参加者が特に多かった。
(上杉:データーベース活用講習会)
2月6日、フォーラムのガラスデータベース「INTERGLAD」の具体的活用の仕方の講演会を実施した。パソコンの備わった会場を借り、フォーラムの職員と、吉田智滋賀県立大学准教授が講師となり、演習を繰り込んだ実戦的な講習であった。初めての試みだったが、好評であったため今後、継続する事となった。
(上杉:工場見学会の実施)
2月5日、東洋ガラス柏工場の工場見学会を実施した。飲料用びんの原料、カレット置き場、溶融、成形、搬出などの工程を分かり易く説明いただいた。参加者は受け入れ上限の25名強と、好評であった。
(上杉:ENEX'2008展示参加)
1月30日、ビックサイトで開催された国際省エネルギー展示会に、当フォーラムが取り組んでいる、「革新的省エネルギー技術」に関するパネルと、ガラス材料を展示した。これは、NEDOからの受託で進めている研究である。このため、NEDOブースの中のコーナーに展示した。
(上杉:ガラス産業連合会新年会の開催)
1月22日、当フォーラムの他、板硝子、電気硝子、硝子繊維、ガラス製品、びんガラスの6団体で構成するガラス産業連合会(GIC)の定例新年会が、16-18時、東京會舘で開催された。産、学、官、報道、団体から400名を超える参会者で盛況であった。来賓の照井製造産業局長代理の祝辞、森・GIC会長挨拶の挨拶で進められた。当フォーラムのメンバー挙げて、会の進行の事務を担当した。
                            年頭にあたりまして


                                       
                                       平成20年1月7日
                                       (社)ニューガラスフォーラム
                                       専務理事  上杉勝之



    新年、おめでとうございます。


本年も、青空と日差しに恵まれた、穏やかな正月を迎える事ができました。
今年も、このような、平穏な一年と成るよう願っています。


さて、設立23年目となる当フォーラムの今年の活動は、次の柱を持って行います。

第一は、新・国家研究プロジェクトの受託・実施です。
経済産業省は、H20年度から5年計画で、「ガラスの新溶融技術開発」プロジェクトをスタートさせます。1867年以来現在も世界中で稼動しているシーメンス炉に代わる、プラズマなどを利用した革新的溶融プロセスの研究です。幸い、当フォーラムは、NEDOの省エネ委託費で関連研究の実績を積み重ねてきました。本ポテンシャルを使って、当フォーラムが受託できるよう挑戦します。


第二は、「三次元光デバイス高効率製造技術」プロジェクトの成果を挙げる事です。
平成18年度から京大、浜ホト、NGFの共同研究としてスタートしている当プロジェクトは、今年、NEDOの中間評価を受けます。当フォーラムのつくば研究室で、会員会社からの研究員が集中研究しています。現在、評価に向けて、目に見える成果を出すよう、アクセルを踏み込んでいます。


第三は、「INTERGLAD」及び「ガラス溶融シミュレーター」の発展、普及促進です。
当フォーラムは、約27万ガラス種に関して、屈折率など90万件以上の物性値データを、インターネットで内外に提供しています。1991年から開始している本データベースのバージョン7の出版を目指します。更に、フォーラムが独自に開発したガラス溶融シミュレーター、「GICFLOW」の普及を目指します。


以上のように、「プロセス技術の革新」、「光ガラスデバイスの開発」そして、「ガラス業界のテクノ・インフラの提供」を通じて、当フォーラムは、我が国のガラス業界の発展に寄与するよう、努めます。

本年も、メンバー一同頑張りますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
(上杉:財務、運営委員会の開催)
12月17日の財務委員会、21日の運営委員会で、本年度の予算に関する実績見直しを審議した。新たに、資産運用規定が承認された。
(上杉:ニューガラスセミナー)
11月19日、京都において、「環境とガラス」のテーマで、調光ガラス、太陽電池、燃料電池などに関する講演会を実施。昨年の総会で、藤本会長から東京以外でのセミナー開催のアドバイスを受けて盛況なうちに実行した。
(上杉:ニューガラス大学院)
10月3-4日が、基礎講座、25-26日が応用講座を開催。参加人数の81名は、昨年の83名に次ぐ二番目を記録した。
(上杉:理事会・総会の開催)
6月1日(金)に、第67回理事会と、第20回総会が、虎ノ門パストラルで開催された。
理事会では、平成18年度事業報告と収支決算報告案が了承された。引き続いて開催された総会では、平成18年度事業報告・収支決算報告案と平成19年度事業計画・収支予算案がそれぞれ了承された。報告事項として、ガラスデータベース、革新的省エネルギーガラス溶解技術、三次元光デバイス高効率製造技術、ガラス産業連合会に関するNGFの取組状況の報告があった。この後の講演会では、千葉工業大学の古田貴之・未来ロボット技術研究センター長による「先端ロボット開発動向」の話があり、その後、90名強が参加した懇親会が盛大に開催された。

(上杉:財務委員会、運営委委員会の開催)
5月17日(木)に財務委員会、23日(水)に運営委員会が開催された。ここで、6月1日(金)の総会に向けて、平成18年度の事業報告案、収支決算案、理事の交代及び平成19年度予算の一部修正案が検討され了承された。

(上杉:新ホームページへの移行)
4月23日(月)から、ニューガラスフォーラムのホームページが新しいホームページとなりました。
「さくらインターネット」へ移行し、アドレス(URL)が、 http://www.ngf.or.jpからhttp://www.newglass.jp となりました。今後ともよろしくご利用くださいますようお願い申し上げます。

(上杉:ナノガラスシンポジウム開催)
4月4日(水)-6日(金)、国際セラミックス総合展がビックサイトで開催され、「ナノガラス」の展示とシンポ゛シゥムに、当フォーラムが事務局として参加した。平尾京大教授、村山東北大准教授、産総研関西センター、日立、日本板硝子の発表があり、7千円の参加費にもかかわらず、70名の参加を得て盛況であった。


(上杉:理事会の開催)
3月28日(水)、理事会が開催されて、平成19年度の事業計画案、収支予算案、理事の交代、新規会員加入について審議され、了承された。

(上杉:つくば研究室人事異動)
平成19年1月9日から、山地正洋(やまじまさひろ)研究員が、1月22日から、吉田寿美子研究補助員が勤務しています。



H19年度
                                  2007年(平成19年)1月4日
                                       社団法人 ニューガラスフォーラム
                               専務理事 上杉勝之

                  新年のご挨拶                                      
             

明けましておめでとうございます。

20年ぶりの温暖な年末と、青空の正月を迎えることができ、今年も穏やかで恵まれた年となる事を祈ります。

さて、設立22年目を迎えた今年のフォーラムは、次の基本方針によって活動いたします。

 第一は、基盤事業の着実な実施です。

即ち、2つの研究会とセミナー、ニューガラス大学院、若手懇談会、工場見学会そして機関紙の発行等です。昨年は、大学院が過去最高の受講者の参加者を得ました。また、若手懇談会がホームページや見学会を工夫して活発に活動しています。機関紙の発行経費も著しく削減しました。今年もこうした努力を継続します。

第二は、ガラスデータベース事業の発展です。

即ち、材料・素材に関しては、民間で運営しているわが国の唯一のデータベースと言える“INTERGLAD”に関して、今年も収蔵データ数の増加、数値の精度向上と使い易さの改善を図ります。お蔭様で、本事業の収支も改善してきており、引き続き内外のユーザーの拡大に努めます。更に、現在の「ガラス組成―物性値」データベースに、「ガラス構造―物性値」を加えるべく、NEDO予算で実施している研究について、最終年度の成果を追求します。また、データベースの新規利用方法や、「プロセスー物性値」データベースのような新規テーマについても検討を進めます。

第三は、ナショナルプロジェクトの研究の加速化です。

即ち、昨年度にNEDOから受託した「三次元光デバイス高効率製造技術」と今年度が最後の年となる「ガラスの気中溶解新プロセス」研究に関して、目に見える成果を出すことです。

お蔭様で、昨年度に5年間の研究を終了した「ナノガラス」が、NEDOの評価委員会で極めて高い評価を受けました。それを踏まえて、ナノガラスの後継プジェクトとしての三次元光デバイス研究を、当フォーラムのつくば研究室で集中的に進めます。更に、ガラス新溶解研究は、現在までの140年間使用されているシーメンス炉に代わって、プラズマ等で溶解させる革新的技術です。昨年、参加会社が加速財源を得るなどの成果を出しました。今年度は、このプロセス技術の実用化に向け基盤技術の確立を図ります。

以上のように、目的を明確にして、当フォーラムは今年も役職員・研究者一丸となって行動します。会員各社、学界を初めとした関係者の皆様には、今年ともご支援とご協力を頂くようお願いして、新年の挨拶に代えさていただきます。

       

(上杉:総務部長人事異動)
11月13日、新総務部長として、旭硝子から七尾純児氏が着任。


(上杉:三次元光PJキックオフ会合)
9月7日、今後の5年間の研究開発に際して、以下のメンバーで開催。概要は以下のとおり。
参加メンバー:
経済経済産業省 喜多見住宅産業窯業建材課長、課員
NEDO 寺本ナノテクノロジー・材料技術開発部総括主研、部員
平尾京大教授、三浦助教授
浜ホト 原室長、他
NGF 集中研究所参加メンバー (オハラ、フジノン、大日本印刷、ライトロン、ナルックス関係者)
報道  化学工業日報社、ガラス・建材時報社


(上杉:ナノガラス評価分科会)
平成13-17年度のナショプロ「ナノガラス」について、NEDOの評価が行われた。委員長は、辰巳砂大阪府立大学教授。3点満点の評価項目で、以下のように、極めて高い評価点を頂いた。
事業の位置つけ・必要性 2.9
研究開発マネジメント   2.6
研究開発成果       2.9
実用化・事業家の見通し 2.3


(上杉:新プロジェクトの契約)
7月14日、三次元光デバイス新プロジェクトのNEDOからの委託契約を締結。


(上杉:理事会、総会の開催)
6月2日、平成17年度の事業活動及び決算を審議する理事会が開催された。
引き続いて、平成17年度の決算、及び18年度の事業及び予算を審議する総会が開催された。
総会において、任期2年が満了したたため、新たな理事が承認された。また、総会後の理事会で新たに役員が次のように選出された。
会長    藤本勝司(日本板硝子且ミ長)
副会長   森 哲次(日本電気硝子渇長)
副会長   山中 衛(HOYA椛樺k役)
副会長   石津 進也(旭硝子且謦役会議長)


(上杉:運営委員会)
5月25日、平成17年度の事業及び決算案を審議する運営委員会が開催された。


(上杉:財務委員会)
5月19日、平成17年度の決算案を審議する財務委員会が開催された。


(上杉:新プロジェクトの委託先として決定)
5月16日、「三次元光デバイス」PJのNEDOの委託先審査委員会で、NGFが委託先として決定された。


(上杉:理事会開催)
3月17日、平成18年年度の事業及び予算を審議する理事会が開催された。


(上杉:運営委員会開催)
3月8日、平成18年度の事業及び予算を審議する運営委員会が開催された。


(上杉:財務委員会開催)
3月1日、平成18年度の予算を審議する財務委員会が開催された。


(上杉:会計検査院検査)
2月23日、平成16年度を対象とした会計検査院検査が、実施された。概ね順当である旨の講評をただいた。



(上杉:ナノガラスの表彰)
また、この日に、nanotech 2006年に出展した「ナノガラス」が、NEDOの最優秀技術賞を獲得した。これは、東京ビックサイトで21日から3日間開かれたもので、入場者が4万5千人にのぼった、ナノテクでは世界最大の規模であった。入場シャーのアンケートで決められる最優秀技術賞にナノガラスが選ばれた。これは、共同研究先の京大等6大学、産総研関西センター及びNGFの共同出展であった。


(上杉:新規プロジェクトのNEDOによる事前評価委員会)
1月23日、NGFが提案した「三次元光デバイス高効率製造技術」PJの評価が行われた。平成18年度から22年度までの5カ年計画。評価委員長は、牧島北陸先端科学技術大学院大学副学長であった。


                                  H18年度


年頭のご挨拶
                                     平成18年1月4日
                                (社)ニューガラスフォーラム
                                  専務理事  上杉勝之

 新年、明けましておめでとうございます。

 お蔭さまでNGFは、皆様に支えられて昨年7月に20周年を迎えました。
 記念総会では、鈴木哲次・初代会長(HOYA名誉会長)から、「20年前にフォーラムという聞き慣れない名前をつけたのは、工業会や協会では仲間内の集まりの響きがあるので避けて、メーカーとユーザーの出会いの場となる全く新しい組織を立ち上げる意気込みをこめて、当時は耳慣れないネーミングとしました」との挨拶を頂きました。
 20年を経てこの目論見がどれほどは果たせたかは皆様の評価を待つ他はありませんが、ガラス・データーベース“インターグラッド”の発展と内外への提供、更にナショナルプロジェクトとしての“ナノガラス研究”の成果を目に見えるかたちで皆様に示し得た事で、フォーラム設立の目的の一端は実現できたのではないかと、密かに自負しています。
 当フォーラムの事業は以下の3つから成っています。第一は、基盤事業としての研究会、シンポジウム、若手懇談会、工場見学会、機関誌発行です。 第二は、国際公共財の提供の観点からのインターグラッドの維持発展です。現在約26万ガラス種に関する84万余の物性値データを内蔵して、内外に提供しています。民間で維持継続しているわが国のデーターベースとしては、おそらく唯一のものではないでしょうか。第三が、平成13年度から開始して、本年度が最終年度となるナショナルプロジェクト「ナノガラス研究開発」です。当フォーラムが中心となり、6大学、2独法機関、11企業の産学官連携で開始して、その成果は、産学官連携推進会議の経済産業大臣賞を受賞しており、また、関係企業からの商品化も間近となっています。
 さて、平成18年度の年頭に当たりまして、今年度は、NGFの活動を次のように展開します。第1は、基盤事業の効率化を進めることです。今年は、機関誌発行を初めとして経費の節減に努めます。第2は、インターグラッドの精緻化のため、NEDOからの委託事業「ガラス構造データベース」研究を進めます。第3に、NEDOからの委託研究「ガラスの気中直接溶解技術」を成功裏に遂行すると共に、今年度から5カ年計画で始まる新規ナショプロ、「三次元光デバイス高効率製造技術」の受託に挑戦します。
 以上を通じて、当フォーラムの活動が、わが国のガラス業界のみならず産業界全般の技術の底上げに貢献することを期待しまして、メンバー一同心を合わせて今年も努力いたします。
 皆様のご支援、ご協力を今年もよろしくお願いいたします。


H17年度


(上杉:ガラス構造データベース研究採択される)

6月28日、NEDOの知的基盤創成研究開発事業に応募した標記の研究が採択されました。これは、現在の当フォーラムのガラスデータベースINTERGLADが、ガラスの組成から屈折率などの物性値の予想に使用されているのに対して、ガラス網目構造や結晶化ガラスなどのガラスの構造が物性値予測にどのようにして反映できるカなどを解明するものです。本年度から2年間の研究です。主査は、井上博之東大教授です。

(上杉:革新的省エネルギーガラス溶解研究採択される)
6月22日、NEDOの平成17年度の省エネルギー技術開発補助金の公募に応募した標記研究開発が採択された通知を受け取りました。フォーラムが企画応募しました。旭硝子、東洋ガラス、HOYA、光ガラス、セントラル硝子、東工大、物質材料研究機構などとの産学官の連携の下で、3年計画で実施します。1860年のシーメンス炉が現在も生産に使われていますが、プラズマと酸素燃焼を応用して、ガラス原料を粒子状にして上から降らせ、それを気中でガラス化してしまう、In Flight Melting 技術の確立を見極める、世界初のチャレンジ研究です。フォーラムは、東工大に集中研究室を設けます。

(上杉:20周年記念総会開催)
6月3日に、フォーラムの設立20周年記念総会が虎ノ門パストラルで開催されました。総会の議題は、次の通りで、いづれも了承されました。
@平成16年度事業報告・収支決算案
A平成17年度事業計画・収支予算案
報告事項
@ナノガラス、F21ナノガラスの動向
Aデータベース事業の概要
Bガラス産業連合会の動向

(記念講演会)

「環境と情報の世紀」(千年の挑戦) 講演者:月尾嘉男東京大学名誉教授

(記念懇親会)

20年のフォーラムの成果の展示を懇親会場に行いました。また、、フォーラム活動に貢献していた産学官の方々を招待して、盛会な会となりました。初代会長の鈴木哲夫HOYA名誉会長及び設立に尽力いただいた作花済夫京大名誉教授からの挨拶をいただくなど、フォーラムの設立と継続にに貢献いただいた方を交えた和やかな一時でした。

(上杉:財務委員会、運営委員会開催)
5月17日に、財務委員会が、また、5月20日に運営委員会が開催されました。議題は次の通りで、いづれも了承されました。
@平成16年度収支決算報告案
A平成17年度収支予算案
B平成16年度活動報告及び平成17年度活動予定

(上杉:人事異動)
4月1日付けで、総務部長が中嶋 寧 氏から竹原徹雄 氏に代わりました。

(上杉:理事会開催)
3月15日に理事会が開催されました。議題は次のとおりで、いづれも了承されました。
@平成16年度収支実績見込み
A平成17年度事業計画案
B平成17年度収支予算案
また、以下の報告事項がありました。
@ナノガラス技術プロジェクトの動向
AF21ナノガラスプロジェクトの動向
Bデータベース関係の現状
Cガラス産業連合会の活動状況
D20周年記念総会関連全体スケジュール

(上杉:nanotech2005参加)
2005.2.23-25に、お台場のビックサイトで開催されたナノテクフェアに参加しました。今年で第3回となるフェアは、海外20カ国から87企業・団体が、国内からは225企業・団体が参加して世界最大規模となりました。この間の入場者は約3.9万人に上りました。当フォーラムは、国家研究プロジェクト「ナノガラス技術」をNEDOから受託実施しているので、その成果を産総研関西センター及び当会員企業と共に展示しました。初日の午前には、フランスの産業大臣一行がナノガラスのブースをわざわざ視察されました。多くのフランスのマスコミのカメラとビデオが追っていました。


年頭のご挨拶

                                 平成17年1月7日
                           (社)ニユーガラスフォーラム
                               専務理事 上杉勝之

明けましておめでとうございます。

昨年は、基礎研究としての「ナノガラス」、実用化研究の「フォーカス21デバイス用ナノガラス」そして技術基盤としてのガラスデータベース「INTERGLAD」の発展ができました。その結果、ナノガラス関連では、産学官連携推進会議の経済産業大臣賞受賞、ナノテクフェアでの「独創技術賞」を受けました。さらに、INTERGLADバージョン6提供の運びとなりました。このように、関係各位の努力と御支援が実り、目に見える成果を出せた年だったと思います。改めまして
感謝いたします。
さて、今年は、当フォーラムの20周年の年です。7月16日で二十歳です。「ガラスメーカーとユーザーの出会いの場を提供する」とのコンセプトの下、両者を対象とした、講演会、研究会、見学会、JIS規格作成などの基盤業務に加えて、国際シンポジウムを実施したのが第一期、そして、ガラスデータベース「INTERGLAD」の立ち上げと充実を図ったのが第二期とすれば、現在は、ガラス業界に共通する、先端的、挑戦的研究開発の実施と成果の普及を中心課題に据えた第三期と言えます。二つのナノガラスの国家プロジェクトの実施を通じて、冒頭のような成果を出せました。しかし、これらのプロジェクトは今年度で終了します。そこで、現在、これまでの成果を基として、更に発展させる新たな技術開発テーマの発掘と立ち上げの努力をしています。ガラス業界の共通基盤としての、明日、あさってを担う技術、研究開発を行なうのが当フォーラムの役割です。これまでに培った経験と実績を基として、今年はこの一点に注力したいと思います。我々職員一同、今年も大いに努力いたします。皆様の御支援、御指導を今年もよろしくお願い申し上げます。


H16年度


(上杉:国際ガラス会議報告)
30年ぶりで再び京都で開催された国際ガラス会議は、9月26日から10月1日まで開催され、28カ国から内外約1000人の参加をを得て盛況でした。当フォーラムでは、ナノテクノロジーガラスセッションで「ナノガラス」の研究成果を各研究員から発表しました。また、ポスターセッションでは、ナノガラスと共に、ガラステータベース「INTERGLAD」も発表しました。

(上杉:人事異動)
6月11日付けで、裄V 修ナノガラス研究本部部長研究員が旭硝子中央研究所に戻り、同所から平野英治氏
が後任として赴任しました。
8月1日付けで、川野恒一ナノガラス研究本部経理担当部長が日本板硝子社に戻り、同社から中島徳治(とくはる)氏が後任として赴任しました。また、同本部の島田悠妃さんから、福田瑞美に7月に交代しました。つくば研究室では、横山知子さんが11月に入りました。更に、総務部では、岡田篤保さんから、時田奈緒子さんに9月交代しました。

(上杉:経済産業大臣賞受賞)
大学、企業などで共同研究を実施して、大きな成果を収め、飛躍的な技術開発に貢献した研究チームに贈られる経済産業大臣賞をナノガスラ研究が受けました。受賞者は、平尾一之京大教授、西井準冶(独)産業技術総合研究所ガラス材料グループリーダー、田中修平(社)ニユーガラスフォーラム研究開発部長の三名です。6月19日(土)、20日(日)の京都国際会館で表彰と、展示を行ないます。なお、総理大臣賞は、光触媒の産業化で、藤島昭東大名誉教授、渡部俊哉東大教授、橋本和仁東大教授の3名でが受賞します。なお、光触媒プロジェクトには、日本板硝子が参加しています。

(上杉:総会報告)
去る、6月4日(金)に当フォーラムの第17回総会が開催されました。ここで、平成15年度決算、16年度予算及び新役員の改選が了承されました。平成16年度予算は、一般会計が67百万円、データベース事業8百万円、知的創生事業15百万円、ナノガラスプロジェクト391百万円、フォーカス21ナノガラス事業22百万円の、合計503百万円です。
また、平成16,17年度の2年間、新会長として、石津進也旭硝子取締役会議長が選任され、副会長としてそれぞれ出原洋三日本板硝子代表取締役社長、森 哲次日本電気硝子取締役副会長、山中 衛HOYA相談役の3名が選任されました。

(上杉:人事異動)
4月1日付けで、当フォーラム本部の研究開発部長に松田弘一氏が発令されました。前部長の田中修平氏は当フォーラムの嘱託となりました。又、つくば研究室の鈴木邦昭総務部長と高木かおりさんが退職し、高木博憲氏が総務部長に発令されました。

(上杉:ナノテクフェア2004で受賞される)
名実ともに世界最大のナノテクフェアとなった国際ナノテクノロジー総合展「nanotec2004」が、3月17日から
19日まで、東京ビックサイトで開催されました。参加者は、国内198企業・大学・団体と海外18カ国62企業・団体に上り、約3万2千人の入場者がありました。ナノガラスは、NEDOゾーンの中の1ブースとして参加しました。今年も、昨年同様、NEDOプロジェクトの中の優秀な技術に対して、@最優秀技術賞A独創技術賞B事業化有望賞の表彰がありました。これは、2日間の入場者へのアンケートで決めるものです。この結果、当フォーラムのナノガラスが独創技術賞を獲得しました。なお、昨年はABのダブル受賞でしたので2年連続の受賞でした。

(上杉:理事会報告)
3月19日(金)、第58回理事会が開催されました。議題は、平成16年度事業計画案、平成16年度収支予算案、特別会員選定の件、規定の改定、新理事選任の件でした。審議の結果、先立って審議された、財務委員会、運営委員会で了承された内容どおりに承認されました。

(上杉:平成16年3月3日(水)に財務委員会、10日(水)に運営委員会が開催された)
議題は、@平成16年度の事業計画(案)、収支予算(案)A次期特別会員の選定B規定類の改正C新理事の就任でした。平成16年度は、従来の研究会、シンポジゥム、見学会などの定常業務の他、ナノガラス研究プロジェクトが4年目に当たるため、研究成果が実用化へつながるよう更に注力する。また、平成15年度からスタートした、「フォーカス21ナノガラスプロジェクト」についても製品化研究を加速する。また、平成14年度に公募で選ばれたガラスデータベース「Interglad」発展事業は、最終年度に当たるため、その成果をバージョン6として発行する。これらの事業予算として収入合計予算額は、597,791千円であり、支出は、501,728千円です。この結果、次期繰越額は96,063円となる予算案が了承されました。



新年のご挨拶

                            (社)ニューガラスフォーラム
                               専務理事 上杉勝之

あけましておめでとうございます。
会員の皆様は、この正月の天気のように穏やかな新年を迎えたことと思います。
2004年の年頭に際しまして、ひと言御挨拶申し上げます。

昨年は、年頭に3つの方針を掲げました。「ナノガラス」の目に見える成果、既存事業の選択的・集中実施、そして将来の新しい研究テーマ・事業の芽の発掘です。
ナノガラスでは、NEDOの中間評価でトップの成績を上げました。既存事業ではデータベース“INTERGLAD”の発展により、データーベース加入メンバーの増加が図られ、そして新規事業でフォーカス21デバイス用ナノガラス製品化研究がスタートしました。このように、一応初期の目標は達成したと思います。
2004年も、基本的には昨年と同じ方針の下で、その内容の充実を図る年と位置づけます。
即ち、ナノガラスでは、5年計画の4年目として今まで以上に実用化につながる成果を出すこと、また、ポストナノガラスの芽だしをすることです。ガラスデーターベースの向上化研究では、3年計画の最終年としてその成果を集大成してバージョン6を発行するとともに、世界のデーターベースとしての普遍化に努めることです。そして、フォーカス21デバイス用ナノガラスでは、参加会社での実用化を加速することです。
これらは、見方を変えれば、基礎としての「ナノガラス」、製品化の「フォーカス21デバイス用ナノガラス」、共通基盤としての「INTERGLAD」を三位一体として捉えて、戦略的に当フォーラムの事業展開を図る方針ともいえます。
事務局一同、精一杯努力いたします。 本年も皆様の御支援をお願いいたします。


H15年度


(上杉:平成15年7月7日) 総会報告

6月6日(金)第16回総会が開催されました。ここでは、平成14年度の事業報告並びに収支決算、15年度の事業計画と収支予算が承認されました。詳細は、ホームページに掲載していますのでご覧下さい。また、理事・監事の異動案件も了承されました。15年度は、ナノガラスの3年目の中間評価に当たる年であり、より高度のデバイスの試作を初め、実用化のメドを立てることが期待されます。また、ナノガラスを発展させ、その製品化を目指すフォーカス21プロジェクトの下で、デバイス用ナノガラス製品化研究を、メンバーの日立、日立電線、日本板硝子と共に共同で実施ます。また、データーベースの補強をNEDO委託で継続します。
総会講演会では椎尾・玉川大学教授の「日用品コンピーティング」の講演がありました。概要は9月号の機関紙に掲載します。更に、懇親会では、経済産業省から、福水・製造産業局次長、谷・住宅産業窯業建材課長初めとするメンバーの参加を得、学界更にプレスからも出席を頂き、約80名の参加がありました。今春、勳2等瑞宝章を受章された作花(さっか)・京大名誉教授の乾杯の発声により、和やかな歓談が行なわれました。

(上杉:平成15年5月22日)財務委員会、運営委員会の開催
5月16日(金)10:00に財務委員会、21日(水)15:00に運営委員会が開催されました。議題は、平成14年度の事業報告並びに決算報告でした。収入合計は、予算額697,976千円に対して実績が778,464千円。支出は、予算額640,518千円に対して実績が703,501千円でした。この結果、次期繰越収支額は、予算の57,458千円
に対して74,962千円と17,504千円増加しました。予算額が大幅に増加した主な理由は、期中に、データーベース「INTERGLAD」強化の予算約51,000千円をNEDO公募で勝ち得たこと、及び昨年12月に、ナノガラスの成果が評価されて、NEDOから約19,000千円の追加支給があったためです。収支の変更の主なものは、事務所移転に伴う事務所経費の減少、前の事務所に関する保証金の返済と新たな保証金支出と償却費の計上等でした。

(上杉:平成15年4月28日)ナノガラスプロジェクトの中間評価
ナノテクノロジー材料プログラムは平成13年度から5年計画で開始されました。平成15年度は中間評価の年にあたります。このプログラムの9テーマの一つとして当フォーラムが実施している「ナノガラス」が28日午前10から午後5時までの間、第一回目の評価を受けました。NEDOが選任した作花済夫・京都大学名誉教授を委員長とする専門委員に対して、プロジェクトリーダーの平尾一之・京都大学教授の他、西井準治・(独)産業技術総合研究所関西センター・ガラス材料技術グループリーダー、田中修平・(社)ニユーガラスフォーラムナノガラス研究本部研究管理室長が研究成果の説明と質疑応答に臨みました。なお、第二回目の評価が7月1日に行われます。この結果が平成16年度の予算に反映されることとなっています。

(上杉:平成15年4月21日)フォーカス21へ応募
NEDOによる「経済活性化のための研究開発プロジェクト(フォーカス21)」と位置付けられた平成15年度ナノテクノロジー・材料技術関連プロジェクトにかかる委託事業者の公募があつた。このため、ナノガラスプロジェクトへ参加している当フォーラムの会員企業3社と共に4社連名で応募した。応募テーマは、「デバイス用高機能化ナノガラスプロジェクト」である。なお、「ディスプレイ用高強度ナノガラスプロジェクト」については、当フォーラムの会員企業の1社が単独応募したと聞いている。

(上杉:平成15年3月19日) 理事会報告
3月19日に、平成15年度の事業計画とこれを支える予算案について、理事会が開催されました。内容は、継続のナノガラスプロジェクトの3年目の中間評価に目に見える実績を出すこと、14年度からスタートしたデータベース強化研究を発展させること、そして、15年度に新たにスタートするナノガラスの実用化研究のNEDO公募応じてこれの実施獲得に努めることが柱となっています。

(上杉:平成15年2月28日) ナノテクフェアで表彰を受ける
ナノテク2003国際展示で、ナノガラスプロジェクトがNEDOが設けた3賞のうちの2賞を受賞しました。具体的には、@最優秀技術賞、A独創技術賞、B事業化有望技術賞の内のABを受賞しました。@は(財)ファインセラミックスセンターでした。選定は、2月26〜28日の3日間の会期中の26,27日の両日の約1万5千人の入場者からのアンケートで選定したものです。本日、28日の午前10時から、会場内のシアターでのセレモニーで、私がNEDO青柳理事から2枚の表彰状を受けました。展示参加の、旭硝子、日本板硝子、日本山村硝子、岡本硝子及び産総研関西センター、NGFの、つくば並びに大阪研究室の関係者を初め、当展示でご指導・ご支援を賜りました方々に改めまして感謝いたします。なお、この他に、個別参加企業の中から選ぶ表彰がありました。こちらは、川合大阪大学教授を代表者とする選定委員が個別ブースを評価して選んだもので、日立を初め十数社が表彰されました。その中の大賞はNECのナノテク応用燃料電池展示でした。

(上杉:2月3日) 総務部長異動
2月1日付で、日本板硝子社から出向された名越氏が退任して、新総務部長として中嶋 寧(やすし)氏が着任いたしました。旭硝子社からの出向です。

(上杉:平成15年1月29日)合同新年会開催
2年前にガラス業界6団体の連合体としてガラス産業連合会が発足しました。英語では、Glass Industry Cinference of Japan(GIC)です。会長は出原洋三(いづはらようぞう)日本板硝子社長です。板硝子協会、硝子繊維協会、電気硝子工業会、(社)日本硝子製品工業会、日本ガラスびん会、(社)ニューガラセスフォーラムが参加しています。これは、将来のガラス業界団体の大統一を究極の目標においた動きです。当面の行動としては、「ガラス産業技術2025年」の改訂版をGICで作ったり、板協を除く団体事務所が去る10月に新橋の田中田村町ビルに同時移転して一体化を図っています。一体化のもう一つの目玉が新年会の合同開催です。それまでは各団体毎にしていました。こうすると、来賓も役所の課長どまりです。また、板協は別として、各団体ではどう集まっても参加者は100名がやっとです。関係者の掛け持ち参加も手間隙この上ないことです。しかし、業界合同の新年会を昨年開催したら、約400名が参加し、大臣に代わって経済産業副大臣が挨拶しました。集まった大人数を目の当たりにすると、業界の広がりを皮膚感覚で実感もできました。結果は皆さんから好評でした。そこで、今年も129日午後4時から東京會舘で合同新年会が開催されました。当日は、高市経済産業省副大臣を初め製造産業局長等の幹部、学界、産業界、報道関係者らが昨年と同じほど参加し、盛況でした。



新年のご挨拶
                             (社)ニューガラスフォーラム
                                  会長 山中 衛
                                  (HOYA椛樺k役)

新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様はお健やかに新年の幕開けを迎えられたことと思います。

さて、長引く不況は依然として明るい兆しが見えません。それどころか、デフレの下で製造業はさらに中国等への海外シフトを進めようとしています。このような厳しい環境下で日本の製造業がグローバル競争に勝ち抜くためには企業経営の発想の大幅な転換が必要だと思います。より高付加価値製品を国内生産化するスピードをもっと速めるべきです。そして、今までにない付加価値の高い新しい製品開発に努めるべきです。このためにも産学官の連携をより密接にし、一体となって取り組む必要があると思います。

ニューガラスフォーラムは今年で18年目を迎えます。設立の趣旨にありますように、産官学の出会いの場の提供を続けてきました。この成果が認められ、昨年の「産業競争力戦略会議」報告書の中で、新たな産業構造を支える有望製造分野として初めてニューガラスが明記されました。昨年当フォーラムがまとめた2010年市場予測でもニューガラスは現在の約 8500億円から1.9兆円へと2倍以上の成長が見込まれていますが、この実現にはあくまでも技術のブレークスルーが必要です。幸い、国家プロジェクト「ナノガラス研究」では2年目で早くも顕著な成果を出して各方面で注目を集めています。2003年度は中間評価の年でもあり、まさに正念場の年です。更に、2003年度から始まる新たな国家研究プロジェクト「フォーカス21」に会員企業の皆様と共にチャレンジして参りたいと存じます。

これらのプロジェクトの成果はひとり“ ニューガラス”にとどまらず、“コンベンショナルガラス”の発展にも貢献するものと信じています。更に、情報通信、バイオ、エネルギーそして環境分野へも広く波及するものと疑いません。当フォーラムがガラス産業界の成長の新たな機関車役として長期的視点に立ってその機能をフルに発揮するよう期待します。

年頭に当たりまして会員の皆様のご健勝とご活躍をお祈りし、ニューガラスフォーラムの更なる発展を願って新年の挨拶といたします。

                       



年頭に当たりまして

                               (社)ニューガラスフォーラム
                                  専務理事 上杉勝之


2003年の幕開けに際しニューガラスフォーラムの運営について一言述べさせていただきます。

 NGFは今年で18年目です。未成年卒業の今年は真の自立を目指して以下の3つの方針で運営を行います。今年は特に、国家プロジェクト「ナノガラス研究」の成果を出すことと新規ナショナルプロジェクトである「フォーカス21」の立ち上げに資源を集中します。
3つの方針とは以下のとおりです。
第一は、「ナノガラス研究」で目に見える成果を出すこと
第二は、既存事業の選択的、集中的実施
第三は、将来の新しい研究テーマ、事業の芽の発掘

  ナノガラス研究では、昨年、大容量光DVD用超薄膜ガラスや超小型分波器用スーパープリズムなどの成果を出し、これらが新年早々1月7 8日の日本工業新聞で大紙面で連載されました。これまで特許出願が45件、論文を70件発表しています。研究員は昨年、つくばと大阪で3名増えました。今年は中間評価の年に当たり、試作品を含む目に見える成果を出すべく、リーダーの平尾京大教授の下で邁進いたします。

 既存事業では、1991年以来継続している、20万種類以上のガラスの物性値を蔵するデーターベース(INTERGLAD)の発展のための新規研究を2002年から3年計画で行っています。NEDOの研究公募で15倍の競争を制して予算を新規に獲得したものです。この成果は、更に使いやすいガラスの国際テクノインフラとして内外の研究者に提供します。また、ニューガラス大学院も盛況で昨年は80名を越える参加を得ました。今年は大阪で初めて開催します。他にも、情報通信デバイスとガラス科学の研究会及びシンポジゥムを各々、森脇神戸大助教授、井上東大助教授、柴田東工大教授の個性的指導の下で実施します。

 新たな芽は、「フォーカス21」と称するナショプロ研究として「デバイス用及びディスプレイ用ナノガラス商品化研究」が2003年度から3年計画でスタートすることです。全体で30テーマ中の2課題としてナノガラスが採用されています。NGFはテーマの経済産業省への提案段階から活動しました。今春のNEDOの参加者公募にはNGFは会員企業と共に応募します。    

NGFはガラス業界が明日、あさってに向って元気が出るような長期展望を提示し続けたいと思っています。お蔭様で、会員もこの厳しい中にも拘わらず増えました。昨年10月には新事務所へ移転しました。気持ちも場所も心機一転して職員一同頑張ります。さ迷える小羊となることなく、穏やかな恵み多いヒツジ年となることを目指して。

                 



H14年度

(上杉:H14/9/10)
当事務所がある日本工業センタービルの売却とそれに伴い、NGFをはじめとするガラス団体が一緒に目と鼻の先の田中田村ビルの8階に10月12日(土)頃移転します。今までは、新橋烏森口から真っ直ぐ来て、日本酸素の交差点を左折して50メートル強でしたが、今度は右折して50メートル強のところです。従って、ほとんど位置は変わりません。8階には他に、(社)日本硝子製品工業会、電気硝子工業会、日本ガラスびん協会、ガラスびんリサイクル促進協議会が入り、6階には硝子繊維協会が移って来ます。

(上杉:H14/9/10)
当オフィスがあるビルの一階のガラス博物館は9月一杯で閉館となります。関係者から、最後の特別展示として「ナノガラス」をお願いしたいと要請ありましたので、それに応えて,今日10日から披露しました。6畳間ほどの狭いスペースですが、ナノガラスとは、ナノガラスの研究開発体制、予算と研究者、研究室風景、微粒子分散発光,マイクロガラスアレイ、超高強度ガラス、ガラス光回路、大容量光メモリーなどを説明しています。ぜひ立ち寄りください。


会長就任のご挨拶

                              HOYA株式会社
                               相談役 山中 衛
 
 この度,日本電気硝子株式会社の岸田清作相談役様が社団法人ニューガラスフォーラムの会長職を退かれるに当り,後任者の役割をお引き受けいたしましたHOYA株式会社の山中衛でございます。
 私は技術音痴を自認しておりまして前任者のように秀れた仕事はできかねますが,是非,皆様のご指導,ご協力により責任を果たしたく思いますので何卒宜しくお願いいたします。
 さて,現在の日本の経済の,ひいては個々のメーカーの置かれた重苦しい閉塞状況から脱却するためにも,その製品の国際競争力の向上を図る必要があります。メーカーとしては風向きに頼るのではなく,自らの競争力の強化のため,所謂企業体のリストラ(構造改革)をもう一段と進めねばなりません。
 体質強化のためにはリストラ・合併・提携といった方法もありますし,コスト削減や生産コストインフラの低い国や地域に進出する方法もありましょう。また,コアビジネスに集中するケースもありましょう。しかし,その本道は,やはり,何か画期的に新しい付加価値の出せる生産技術とか製品の開発により,強い競争力を獲得することであります。
 そのためにも研究開発の手をゆるめる訳にはいかないでしょう。一企業としては手に余る本当の基礎的研究は,ニューガラスフォーラムの様に,産・官・学の体制を築いてこれを行い,その成果を基にして応用部分は個別メーカーによってそれぞれ商品化を進める方法が,産業の国際競争力回復のための良き方策であろうと信じています。更にもし甘えることが許されるなら税制面で現行より一歩進めた研究費へのバックアップをお国にお願いできれば製造業に対する後押しとなり有効なお金の使い途となると思いますが…。
 ついでにもう少し紙面を借りて余分なことを申しあげるなら,技術問題に加えて,国全体の体制の在り方の改革,他国に比べ相対的に高くなりすぎた各種産業インフラのコスト水準の引き下げ,非能率な公的部門の効率化を進めていただくのは勿論,他の国との相対的な為替の水準まで,総体コストの改善努力を積み重ねて競争力強化のためのあらゆる努力をしなくてはならないと思います。言いすぎたでしょうか。
 ニューガラスフォーラムの役割をその様に考え,貴重な国民の税金を使用していることを考えれば,有意義な活用をお願いし,是非各研究プロジェクトの成功を期待したいと思います。
 コスト構造と商品構造の改革,特にメーカーとして日本に立地を置くならば,ユニークで他の追随を許さない部品群の開発は必須な気がします。それが知的財産によって守られるか,ブラックボックス化されていれば,更によいでしょう。その辺まで展望されませんとニューガラスフォーラムの研究活動も有効な税金の使い様とは言えませんでしょう。
 当然の事ながら時間軸も大切ですが。
 最後にもう一度,皆様のご支援をニューガラスフォーラムにお願い申しあげます。

                                     以  上


(上杉:H14/6/13)
6月7日(金)に虎ノ門バストラルにて理事会、総会が開催され、H13年度の事業報告、収支決算、H14年度事業計画、事業予算が承認されました。また,理事の異動と役員改選が行われ、新会長に山中衛(まもる)HOYA(株)相談役が選出され、副会長は出原(いづはら)洋三日本板硝子社長、雨宮(あめみや)肇旭硝子専務取締役、岸田清作(きよさく)日本電気硝子相談役が就任されました。今後2年間の任期です。
総会での報告事項として、「ガラス産業技術戦略2025年」、「ニューガラスの2010年市場予測」、「ナノガラスプロジェクトの進捗状況」、「ガラス産業連合会の活動状況」が事務局より報告されました。
総会記念講演会では、森川滝太郎東洋大学教授の講演があり、懇親会では新旧会長挨拶、岡本経済産業省製造産業局長の挨拶、平尾京都大学教授(ナノガラスプロジェクトリーダー)の乾杯後懇談がおこなわれました。

(上杉:H14/5/22)
来る6月7日(金)に当フォーラムの総会が神谷町のパストラルで開かれます。平成13年度の決算報告、14年度の予算、事業計画、役員の改選が議題です。なお、総会後の講演会が16時から開催されます。テーマは「光技術は21世紀の産業社会をどう変革するか」と題して、森川滝太郎東洋大学教授にお願いしました。皆さんの参加をお待ちしています。

(上杉:H14/5/22)
平成14年3月付けで「改訂版ガラス産業技術戦略2025年」が作成されました。A4で119ページにわたる報告書です。最初の報告書はニューガラスフォーラムが平成12年3月に作成しましたが、今回はガラス産業連合会の技術委員会のもとで当フォーラムが事務局となり、前回と同様安井至東大教授の主査のもとで纏められました。この他、ナノガラス関連で大容量光メモリー技術で成果が出たので3月15日に新聞発表をしました。当ホームページのナノガラスの欄を参照下さい。又、近々「ニューガラスの2010年市場予測」報告書を作成公表する予定です。

 (上杉:H14/5/7)
平成14年4月29日付けで、当フォーラムの山中 衛(まもる)副会長(HOYA株式会社相談役)が産業振興の功により藍綬褒章を受章しました。



新年のご挨拶

                            (社)ニューガラスフォーラム
                                会長   岸田清作
 新年あけましておめでとうございます。
 会員の皆様におかれましては、新年の幕開けをお健やかに期待を持って迎えられたことと存じます。
 大変な不況の中で2002年が始まりました。景気の先行きは全く不透明であります。
一方、日本の製造業では"中国シフト"が加速しております。本年は日本の製造業にとって正念場の年であります。
 この厳しい環境下で、日本の製造業の空洞化を防ぐためには画期的な新製品・新技術の開発が不可欠であります。そして新製品・新技術の開発に産学官が一体となって取り組む必要性が近年、特に強調される様になりました。

 ニューガラスフォーラムの設立は17年前に遡りますが、設立の最大の目的は産学官の力を結集して画期的なニューガラスを開発することでありました。
幸い、この度「ナノガラスプロジェクト」という素晴らしいプロジェクトがスタート致しました。本プロジェクトを通じて、情報通信はじめ、バイオ・エネルギー・環境等の分野の発展を支える画期的な材料やデバイスを是非実現させねばなりません。勿論その実現のためには大変なエネルギーが必要と思われます。産学官の関係の皆様方の一層のご尽力をお願い申し上げます。
 ニューガラスフォーラムのもう一つの役割は、ガラス産業全般に亙る製造技術・環境対策技術の向上に寄与することであります。
 ご高承の通り、昨年正式にガラス産業連合会が発足しました。そして当フォーラムも連合会の一員としてガラス産業全般に亙る技術問題に対処していくことになりました。既存ガラスの分野においても産学官の連携を図り問題の解決に努力し、且つ国際競争力の向上を図って行かねばなりません。
 年頭に当たり、会員の皆様のますますのご健勝とご活躍をお祈りし、ニューガラスフォーラムのさらなる発展を願って、新年の挨拶とさせていただきます。



年 頭 所 感
(社)ニューガラスフォーラム
              専務理事 上杉勝之
 新年に当たりまして、ニューガラスフォーラム(NGF)の運営について一言述べさせていただきます。
 昨年までは、当フォーラムの事業の枠組について大きな変革がありました。今年は、この新たな枠組の中身をキチンと埋めていく年、足をしっかりと地面に据えて実績作りに邁進する年だと思います。つまり、当フォーラムは昭和60年の設立以来、研究会やシンポジゥム等を通じて"ガラス業界とユーザー業界の出会いの場 "の提供を第1の仕事としてきましたが、これについては一定の役割を果たしたので、従来の業務を大幅に削減して残りの業務の深化と効率化を図ったことです。代わって、ナノガラス研究の管理機関としての機能を前面に押し出しました。この国家研究プロジェクトを是非とも成功させることにより、参加企業はもとより、会員企業全体へもその成果の伝播を通じて、新たな角度からの両業界の出会いの場を提供したいと考えています。
 これを実現するため、今年は以下の3つの課題に取り組みます。
 一つ目は、ナノガラス研究の目に見える成果を出すことです。
 二つ目は、既存の事業の選択的、集中的実施による会員サービスの充実です。
 三つ目は、将来の新しい研究テーマ、事業の芽の育成です。
 ナノガラス研究は、昨年4月からの補正予算による研究から早くも面白い成果が出始めています。一方、一般予算による研究は、昨年9月にNEDOからの受託契約が成立したばかりのため十分に進んでいません。それでも、共同研究先の大学に出かけての研究などで成果を見ています。今年は、設備がようやく整った筑波と大阪のナノガラス研究室に詰めている企業から当フォーラムへの出向研究者12名が、研究リーダーである平尾京都大学教授の指導の下で存分に研究にとりかかれる年です。11企業、6大学、2独立行政法人研究機関との間の約80名による産官学連携の効果を十分に発揮する年です。
 既存の事業では、まず、20万種類のガラスに関する物性値を収めるNGFのデーターベース"INTERGLAD"をより充実してサービスの向上を図ります。また、情報通信デバイスとガラス科学材料の2つの研究会を、リーダーの年間を通じた一貫性ある指導方針の下で、タイムリーかつ興味深く運営することです、更に、好評を頂いているニユーガラス大学院は、3年の任期を終えて大部分の講師が大幅に入れ代わりますので、従来と変わった魅力を提供できると期待されます。
 最後に、ニューガラスの新たな展開の芽を育てることに努めます。当フォーラムの人的資源は制約されますので、上記の2課題以外に多くのエネルギーは割けません。しかし、ガラス産業連合会活動として、当フォーラムが事務局となって進めている「ガラス産業技術戦略2025」の見直しや「ニューガラスの2010年の市場予測」などを通じた将来展望の下に、新たなナショナル研究プロジェクトや事業の芽を見出して育てたいと思います。昨年は、"ガラス溶融炉のシュミレーション技術"や"ガラスのプロセスデータベース"の新構築などのナショプロ化を経済産業省に提案し、一敗地にまみれましたが、今年は、これらの経験から、ガラス産業連合会の自主的研究活動と連動させつつ、あさつて、シアサッテのガラス業界の技術テーマの発掘・育成にじっくりと取り組みたいと思います。
 昨年からの景気の急激な落ち込みに対して、ガラス業界のみならず、わが国産業界が意気消沈しています。現実の産業活動、生産活動、技術・研究活動は企業が死に物狂いで取り組みますが、ニューガラスフォーラムは、長期的視点から、ガラス業界の明るい展望を提供することに励みたいと思います。NGFの職員一同、本年も最善を尽くします。皆様方のご支援、ご指導を心からお願いいたします。


H13年度


(上杉10/25)

去る10月10日夕、大雨の中、「ナノガラス技術」国家プロジェクトのキックオフパーティが開かれました。当日は、産・官・学・報道から約100名の参加を得ました。岸田NGF会長の挨拶(別掲)の後、来賓として、野口経済産業省住宅産業窯業建材課長、青柳NEDO理事から祝辞を頂きました。その後、柳澤NGF部長研究員によるプロジェクト概要説明、田中筑波研究室リーダー及び西井大坂研究室リーダーから意向表明と出向研究員12名の紹介、そして参加6大学の教授等からも所信表明等が続き最後まで盛会でした。

(岸田会長挨拶概要)
「ナノガラスプロジェクト」のスタートにあたり、一言ご挨拶申し上げます。本日は「ナノガラスプロジェクト」に関係の深い産・官・学の皆方多数参加こ列席頂き誠に有り難うございます。
ご高承のとおり今年は大変な不況であります。不況の発端はITバブルの崩壊でありますが、先日のテロ事件で不況が更に長期化する見通しです。出きる限り早く、景気が回復することを願う次第です。ただ私がそれ以上に懸念するのは日本の製造業の空洞化です。海外、中でも中国には安くて優秀な労働力が豊富にあります。従って汎用品は言うまでもなく、相当高度な技術商品までも生産が海外にシフトする傾向が強くなっています。空洞化対策としては既存商品を国内でできる限り安く作り、且つ差別化をする努力を続けねばなりませんが、限界があります。やはり日本の目指すべき方向は、他の国が容易に真似のできない画期的な新製品・新技術を開発していくことです。この事は“言うは安く実行は難しい”ことですが,やり抜かねばなりません。この様な時期に今回の「ナノプロジェクト」が国家戦略として取り上げられたのは、実に有意義な事と考える次第です。
 ニューガラスフォーラムが発足したのは16年前です。設立の趣旨は“画期的な新技術・新製品を開発するためには一企業では困難である。多くの企業が協力し産・官・学一体となって開発を進めよう”という事であったと理解しています。そして発足以来関係する皆さんに種々御努力をいただきましたが、この度の「ナノガラス」という素晴らしいプロジェクトが発足することになりました。本プロジェクトの実現のためにご苦労を願った方々に厚くお礼申し上げます。又このプロジェクトの成否で当フォーラムの真価が問われることとなった訳です。大いに頑張らねばなりません。
 ナノガラスについては、当フォーラム発行の“NEW GLASS”で詳細に説明されている通りです。
平尾教授をプロジェクトリーダーとして、東西に設けられた研究室に11社から12名の研究者が参加して集中研究をおこないます。大学や独立行政法人研究機関との共同研究であり、同時に各企業の研究部門の強力なバックアップのもとに進められるわけであります。プロジェクトは5年という期限付きで行われます。出きるだけ早い時期に成果を出さねばならないと思います。尚、本プロジェクトの成果は当フォーラムを通じて、広く会員の皆様へも情報提供されることになっております。この意味で、本プロジェクトを軸にして、ニューガラスフォーラムの新たな事業展開を図ってまいりたいと存じます。
最後に、本日列席の皆様方の一層の御支援・御協力をお願い申し上げまして、私の挨拶といたします。


(上杉9/27)
(社)セラミック協会の秋季シンポジゥムが東工大で開催されました。この中のガラス部会では,「ナノガラスワークショップ」が平尾一之京都大学教授の司会で進められ、ナノガラスプロジェクトに参加している日本板硝子小山氏、日本電気硝子坂本氏、日立中央研究所内藤氏、日立電線井本氏、産業技術総合研究所関西センター矢沢氏の5名からプレゼンテーションがありました。約200名が参加して活発な質疑が交わされました。

(上杉7/3)
ガラス産業連合会の理事会・総会が7月3日に開催されました。日本ガラスびん協会が加わり、6団体と成りました。
(板硝子協会、(社)日本硝子製品工業会、硝子繊維協会、電気硝子工業会、(社)ニューガラスフォーラム)
会長に出原洋三板硝子協会会長(日本板硝子社長)、副会長に岸田清作(社)ニューガラスフォーラム会長
(日本電気硝子相談役)及び山中衛(社)日本硝子製品工業会顧問・理事(HOYA相談役)が選ばれました。更に、13年度予算897万円が了承されると共に、6団体合同賀詞交換会が、2002年1月29日に東京会館で開催することが決定されました。

(上杉:6/7)
国家プロジェクト「ナノガラス技術」研究実施のため、4月1日から、「ナノガラス研究本部」を設けました。これは、従来の、総務部、企画部、研究開発部に加えて新たに設けるものです。当研究本部は、当フォーラム本部に置かれる「ナノガラス研究推進室」及び地域に設けられる「ナノガラスつくば研究室」、「ナノガラス大阪研究室」から成ります。本部長は、上杉専務理事が兼務し、推進室長は、田中研究開発部長が併任します。
なお、ナノガラスプロジェクトについては、補正予算3億4百万を去る3月28日付けで、NEDOから当フォーラムが委託先に決定されました。

(上杉6/7)
6月1日の理事会で、新たに「ナノテク・ガラス委員会」の設置が承認されました。これは、ナノテクノロジーを適用したナノテク・ガラスの創出と普及にあたって、これらガラスに関する研究の将来構想、特許出願、広報活動等を審議、立案するものです。委員長は、牧島亮男東大名誉教授・北陸先端科学技術大学院大学教授です。
この他、「インターネット活用委員会」も新設されました。これで、NGFは、運営委員会、財務委員会、企画委員会、国際委員会、広報委員会、機関誌編集委員会、調査委員会、標準化委員会、高温物性フォロー委員会、ニューガラス大学院委員会、データーベース委員会の13委員会体制に成りました。

(上杉:6/4)

去る、6月1日(金)、(社)ニューガラスフォーラムの第51回理事会及び第14回総会が開催されました。議題等は以下の通りであり、いづれも了承されました。

第51回理事会
日時 :平成13年6月1日(金) 14:30〜15:20
場所 :虎ノ門パストラル新館5階 桔梗の間
議題 : 第1号議案:平成12年度事業報告(案)及び収支決算報告(案)について
      第2号議案:平成13年度事業計画(案)及び収支予算(案)について
      第3号議案:平成13年度短期借入金枠(ナノプロジェクト)設定について
      第4号議案:l理事の異動について
      第5号議案:特別会員の交替について
      第6号議案:『委員会規程』の改定(案)について
報告事項 (1)ナノガラスプロジェクトの予算・体制について
       (2)ガラス産業連合会(GIC)の動向について

第14回通常総会
日時 : 平成13年6月1日(金) 15:30〜15:50
場所 : 虎ノ門パストラル新館5階 桔梗の間
議題 : 第1号案件:平成12年度事業報告(案)及び刺繍し決算報告(案)について
      第2号議案:平成13年度事業計画(案)及び収支予算(案)について
      第3号議案:理事の異動について
報告事項  (1)ナノガラスプロジェクトの予算・体制について
        (2)ガラス産業連合会(GIC)の動向について

また、総会後は、東大先端科学技術研究センター荒川泰彦教授により「ユビキタス情報技術社会に向けたナノテクノロジーの展開」と題した記念講演会を開催しました。参加聴衆は100名弱でした。

総会記念懇親会では,経済産業省から,岡本製造産業局長、野口住宅産業窯業建材課長、萩尾窯業室課長補佐を,また、独立行政法人産業技術総合研究所からは曽我理事等の来賓を迎え、牧島東大名誉教授(現)北陸先端科学技術大学院大学教授の乾杯発声の後懇談しました。
懇親会での、岸田ニューガラスフォーラム会長(日本電気硝子株式会社取締役会長)の挨拶を以下に掲げます

第14回通常総会 岸田会長挨拶

 本日はご多用のところを、経済産業省より岡本巌(いわお)製造産業局長様をはじめ、お世話になっている皆様のご列席を頂き誠に有り難うございます。
またニューガラスフォーラムの事業活動に格別のご支援を頂いております大学ならびに産業技術総合研究所の先生方、および会員の皆様のご出席を頂きましたことに厚く御礼を申し上げます。
 また先ほどの記念講演会では、東京大学先端科学技術研究センターの荒川泰彦(あらかわ やすひこ)先生に「ユビキタス情報技術社会に向けたナノテクノロジーの展開」という興味あるご講演を頂き、ナノテクノロジーの果たす役割に対して理解を深めることができました。又同時に当ニューガラスフォーラムが目指す「ナノガラス」の研究開発の重要性について認識を新たにした次第です。心から厚く御礼申し上げます。

 さて、今年度のニューガラスフォーラムはまず第一に「ナノガラス」プロジェクトを産官学の力を結集して進めてまいります。既に当ニューガラスフォーラム内にナノガラス研究本部が発足し、その準備にあたっています。
ご承知の様に「ナノガラス」プロジェクトは国家技術戦略に沿った材料ナノテクノロジープログラムを構成する八つのプロジェクトの一つとして位置ずけられており、ガラス中のナノレベルの微細構造制御をするための基盤技術等を研究開発するものであります。
将来この基盤技術の中から情報通信をはじめ、エネルギー・環境分野等の発展を支える重要な高機能材料およびデバイスが生まれることを心から期待しているものであります。

ナノテクノロジーは今や世界中でビッグプロジェクトとして取り上げられており、国際的な競争になっています。我々は極めて重要なプロジェクトの一端を担っていると言えます。

ニューガラスフォーラムのもう一つの役割はガラス産業連合会の一員として「ガラス産業技術戦略2025年」をベースにして、ガラス産業全体に係わる技術開発を技術委員会と協力して進めて行くことであります。

 以上述べましたように、今年度のニューガラスフォーラムはその設立の主旨を問われる重要な年となりました。会員の皆様の一層のご協力と関係各位のご指導・ご鞭撻を御願い申し上げまして挨拶と致します。