若手懇談会次回講演会のお知らせ
第118回若手懇談会開催のご案内

若手懇談会会員各位

 講演会を開催いたします。奮ってご参加下さい。

1.日時   平成27年5月15日(金)
13:30〜13:55  受付
13:55〜14:00  会長挨拶・注意事項
14:00〜15:00  講演@
15:00〜16:00  講演A
16:00〜16:10  休憩
16:10〜17:10  講演B
17:15〜18:45  懇親会
2.場所   (社)ニューガラスフォーラム B・C・D会議室
          新宿区百人町三丁目21番16号 日本ガラス工業センター地下1階 [地図]

(印刷用PDFファイル)




3.講演内容

講演@ 「データ記録用シリカガラス」
     京都大学大学院工学研究科准教授 下間 靖彦(シモツマ ヤスヒコ) 先生
【要旨】
 昨今のデジタル放送やブロードバンド通信の普及に伴い、大容量のデジタルデータのストレージ技術が要求されている。一方で、現在のハードディスクや光ディスクなどに記録したデータの寿命は、100年程度と言われており、記録データの経年劣化がなく、いつの時代にも記録データを読み出すことができるストレージ技術が求められている。本講演では、熱的・化学的安定性に優れた石英ガラスを用いた光ストレージについて紹介する。

【ご略歴】
 平成8年 東北大学大学院工学研究科資源工学専攻 修了後、京セラ株式会社、京都大学産官学連携本部 産学官連携准教授を経て、平成22年より現職。平成17年 京都大学にて工学博士(論文)学位取得。専門は、無機化学、非線形光学、ナノフォトニクス。


講演A 「レンズ用ガラスに求められること −最高の食材を目指して−」
     キヤノン株式会社 小山 剛史(コヤマ タケシ) 先生
【要旨】
 「百聞は一見に如かず」というように、映像・画像による情報取得は抜群に効率的である。レンズは昔からそのキーであり、長年に亘って進化してきた。レンズの進化の要因は、様々あるが、主材料であるガラスの進歩に負うところも多い。
 本講演では、現在までのレンズにおけるガラスの使われ方、最新の撮影レンズにおけるガラスへのニーズを論じ、今後の方向性についても触れてみたい。

【ご略歴】
1983 年 早稲田大学大学院理工学研究科博士前期課程修了
1983 年 キヤノン株式会社入社
2008 年 同 イメージコミュニケーション事業本部 光学技術統括開発センター所長
2011 年 現職(RDT戦略推進センター 光学技術戦略統括上席研究員)


講演B 「中空光ファイバとその医療応用」
     東北大学大学院医工学研究科教授 松浦 祐司(マツウラ ユウジ) 先生
【要旨】
 中空光ファイバは細管状の導波路であり、通常の光ファイバとは対照的に、屈折率の低い空気をコアとし、高屈折率の誘電体や金属でクラッディングを構成したものである。通常の石英ガラス光ファイバでは吸収損失が大きく伝送不可能な中赤外領域のレーザ光の低損失伝送が可能である。本報告では、中空光ファイバを用いたレーザ治療装置のほかに、内視鏡下でのラマン分光、赤外分光、さらには光音響イメージングなどを可能とするファイバ技術を紹介する。

【ご略歴】
1988年 東北大学工学部通信工学科卒
1992年 東北大学大学院工学研究科修了,博士(工学)
1993年 住友電気工業横浜研究所
1994年 米国ラトガース大学セラミック工学科研究員
1996年 東北大学大学院工学研究科助教授
2008年 東北大学大学院医工学研究科教授


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