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ガラス及びその施工技術の進歩は、建築空間の機能やデザインの新たな可能性を拓いてきました。また、優れた設計者によって、ガラスを用いた新たな建築空間が創出されてきています。 本年度の研究会は、設計者の立場から、自らの実践に基づき、ガラスを用いた新たな建築空間の創出における苦心、ガラス及び施工技術に対する期待などを語っていただくことを中心に、これに基づくディスカッションも交え、関係する設計者・技術者・研究者に役立つものとしたいと考えています。 本年度の開催回数は1回(秋)とします。 主査:吉田倬郎 工学院大学 建築学科教授 幹事:斉藤俊夫 (株) 竹中工務店 技術研究所主任研究員 松本 猛 旭硝子(株) 硝子・建材事業本部担当部長 田中啓介 日本板硝子(株) 硝子建材開発部担当部長 |
平成12年度研究会より
130名近い参加者を得て、質疑応答も活発に行われ、アンケート結果も大変好評でした。
日 程 : 平成12年 9月19日(火)午前10時 〜 午後5時 会 場 : 東陽町インテスホール(東京都江東区南砂2-5-14 TEL:03-5632-3001) テーマ : 建築における最近のガラスの使われ方 講 演 : (1)欧州におけるガラスの新しい使われ方 (90分)(日本語です) 日本サンゴバン(株) ティボー ダンジュー 先生 (株)アィ・ビィ・ビィ コリン ヤーカー 先生 欧州で多く使われている安全ガラス、複層ガラス、高透過ガラス、セラミック印刷ガラス、高性能ガラス、Low-eガラス、DPG工法、網のない防火ガラス等の簡単な紹介の他に、太陽光線の最近の処理と他のガラスの新しい使われ方を紹介する。 (2)建築に見るガラスの最新動向(60分) 日本板硝子(株) 池内 清治 先生 透明建築の流れは欧州の影響を受けて急速に進展している。ドイツと日本の事例を対比して紹介する。@インテリジェントファサード(ダブルスキン、遮熱Low-e、ECW、太陽電池パネル)、 Aガラス構法(各種フレームレス構法、ガラス構造体、ガラス屋根) (3)自動車に見るガラスの最新技術動向 (60分) 旭硝子(株) 栗田 康二 先生 自動車用ガラスの適用規格と備えるべき機能、自動車用ガラスの高機能化の動向、最近の主な新商品・新技術、今後の自動車用ガラスに期待されることなどについて述べる。 −休憩− (4)建築写真家から見た最近のガラスの使われ方 (90分) エーディーエー・エディタ・トーキョー社長 二川 幸夫 先生 建築デザインの中で、ガラスはどんな役割をしているのか、どんな機能のしかたをしているのかなどを、例を上げて説明する。 有名建築、自分の見た建築で印象の強かったガラスの話、ガラスを使って成功した建築の話をする。 主 催: (社)ニューガラスフォーラム建築分野研究会(主査:工学院大学教授 吉田倬郎) 協 賛: 板硝子協会、(社)日本建築学会 |
H11年度の研究会より
第1回研究会(H11.7.22) ガラスと新しい建築空間 開催場所:コクヨホール 1. 建築空間とガラスの工法 横田外装研究室 横田暉生 2. パネルディスカッション:「新しいガラス空間の実現を巡って」 第2回研究会(H11.10.19) 長谷川逸子のレクチャーと対談「NIIGATA Performing Arts Centerとガラス建築」 開催場所:東陽町インテスホール 1. NIIGATA Performing Arts Centerガラス建築について 長谷川逸子建築計画工房 長谷川逸子 2. ガラス建築のデザイン(対談) 長谷川逸子建築計画工房 志鷹正樹 3. エンジニアとガラス建築(対談) 郷 設計研究所 彦坂満州男 4. エンジニアとガラス建築(対談) 関東学院大学 アラン・バーデン 第3回研究会(H11.12.16) 住宅のガラスと省エネルギー 開催場所:東陽町インテスホール 1. 住まいと健康 −開口部の重要性− 福岡大学 須貝 高 2. ゼロエネルギー住宅 (株)ミサワホーム 石川 修 3. 箱の家シリーズのガラス ―箱の家からアルミエコハウスまで− (株)難波和彦・界工作舎 難波 和彦 4. パネルディスカッション:「住宅における省エネルギーの推進はどうあるべきか 第4回研究会(H12.3.23) 都市建築とガラス 開催場所:東陽町インテスホール 1. 窓ガラスと光・熱 武蔵工業大学 宿谷 昌則 2. 高機能窓とガラス (株)竹中工務店 石川 幸雄 3. 汚れに強い建物技術とガラス (株)竹中工務店 坪内 信朗 4. ドーム建築とガラス (株)竹中工務店 井川 憲男