2025年度第2回ニューガラスセミナーのご案内(10月23日開催)
(協賛:公益社団法人 日本セラミックス協会 ガラス部会)
参加者募集中
「ガラスの代替原料とリサイクル」
ガラス製品を分離・回収して製造時のカレット比率を上げることやガラス原料を代替することは、地球温暖化対策や産業廃棄物削減のための重要な技術です。今回のニューガラスセミナーでは「ガラスの代替原料とリサイクル」をテーマに、3名の先生方にご講演をいただきます。多くの方のご参加をお待ちしております。
今回のニューガラスセミナーはオンラインと対面を併用したハイブリッド方式で行います。また参加者同士の交流を深めるために、講演終了後に技術交流会を行いますので、ぜひご参加ください。
1. 日時:2025年10月23日(木)
講演:13:00~16:10
技術交流会:16:30~18:00(現地のみの開催です)
・立食形式で、アルコール/ソフトドリンクと軽食のご提供を予定しています。
・講師の先生方はご都合により技術交流会にご参加いただけない場合があります。
2. 場所:日本ガラス工業センター 地下会議室(東京都新宿区百人町3-21-16)
(ZOOMとの併用)
3. プログラム
3-1. 事務連絡 13:00~13:05
3-2. 開会挨拶 13:05~13:10
松岡 純 ニューガラスセミナー主査(滋賀県立大学 教授)
3-3. 講演
講演1 13:10~14:05(講演45分、質疑応答10分)
「板ガラスのリサイクルの取り組み」
清家 剛 先生(東京大学大学院新領域創成科学研究科 社会文化環境学 教授)
【要旨】
建築用板ガラスについてはこれまで製品化するための端材のカレットは回収していた
が、これからは製造段階の脱炭素を目指して解体現場からのガラスの回収を目指すこと
となった。その取り組みの紹介と、先行するEUの事例を紹介し、今後の課題などについて
考える。
講演2 14:05~15:00(講演45分、質疑応答10分)
「強固に接合された金属とガラス繊維強化プラスチックの易解体法」
瀧 健太郎 先生(金沢大学 理工研究域フロンティア工学系 教授)
【要旨】
金属とガラス繊維強化プラスチックが強固に接合された部品は、その接合部を分解す
ることが困難であり、それぞれのマテリアルをリサイクルすることが困難である。我々
はJST CRESTの支援を受けて、強固に接合された界面において気泡核生成を引き起こすこ
とにより、界面で気泡が膨らむことで界面を剥離させる技術について研究している。本
講演では、ガラス繊維強化ポリカーボネート/アルミの直接接合試験片についての具体的
な研究成果について紹介する。
------------ 休 憩 ( 10分 ) -------------
講演3 15:10~16:05(講演45分、質疑応答10分)
「もみ殻を利用したジオポリマー硬化体の作製とその応用」
塩野 剛司 先生 (元京都工芸繊維大学 材料化学系 教授)
【要旨】
近年、地球温暖化や異常気象などの環境問題が深刻化しており、化石燃料の使用削減
が社会問題となっている。バイオマスは再生可能エネルギー資源の一つであり、カーボ
ンニュートラルであることから、化石燃料の代替エネルギーとして期待されている。も
み殻は非可食部のバイオマスで、燃焼後のもみ殻灰には90%以上のシリカが含まれてい
る。このシリカは非晶質で反応性に優れており、シリカ源としての利用が期待されてい
る。本講演では、もみ殻を出発原料にジオポリマー反応で作製した無機硬化体およびそ
の応用について解説する。
3-4. 事務連絡 16:05~16:10
4. 研究会参加費について
<現地参加・オンライン参加とも>
会員企業の方 : 13,000円
非会員企業の方 : 25,000円
官学研究者の方 : 1,000円 <年間登録者無料>
5. 参加申込み
次の1)~8)の事項を記入の上、2025年10月15日(水)までにセミナー研究会窓口まで
e-mailにてお申込み下さい。追って請求書を送付いたします。
1) 氏名(フリガナ)
2) 所属(会社名・部署)
3) E-mailアドレス
4) 住所
5) TEL番号
6) 参加を希望するセミナー・研究会名
7) 希望する参加方式(現地参加またはWeb参加)
8) 現地参加の場合、技術交流会への出欠
6. その他
・会場の収容可能人数に制限がありますので、現地参加を希望されましてもオンラインでの
ご参加をお願いする場合があります。
・オンライン参加の場合,音声の一部が聞き取り難いことがあります。
7. 問い合わせ先
一般社団法人ニューガラスフォーラム
セミナー研究会窓口(yamamoto@ngf.or.jp) 担当:神吉(かんき)
〒169-0073 東京都新宿区百人町3-21-16 日本ガラス工業センター2F
TEL:03-6279-2605 FAX:03-5389-5003
以上