研究会・セミナー

2024年度第1回ニューガラスセミナー開催のお知らせ(6月20日)

参加者募集中

ガラス製造の高温に関わる材料と測定技術

 ガラス製造プロセスには非常な高温を必要とするものがあり、過酷な環境下で使用される材料や測定技術はガラス産業にとって極めて重要です。今回のニューガラスセミナーでは「ガラス製造の高温に関わる材料と測定技術」をテーマに、4名の先生方にご講演いただきます。多くの方のご参加をお待ちしております。
 今回のニューガラスセミナーはオンラインと対面を併用したハイブリッド方式で行います。また参加者同士の交流を深めるために、講演終了後に技術交流会を行いますので、ぜひご参加ください。

1. 日時:2024年6月20日(木)
講演:13:00~16:20
技術交流会:16:30~18:00(現地のみの開催です)
・立食形式で、アルコール/ソフトドリンクと軽食のご提供を予定しています。
    ・講師の先生方はご都合により技術交流会にご参加いただけない場合があります。
2. 場所:日本ガラス工業センター 地下会議室(東京都新宿区百人町3-21-16)
    (ZOOMとの併用)

3. プログラム
 3-1. 事務連絡 13:00~13:05
 3-2. 開会挨拶 13:05~13:10
      松岡 純 ニューガラスセミナー主査(滋賀県立大学 教授)
 3-3. 講演
 講演1. 13:10~13:55(講演35分、質疑応答10分)
  「ガラス溶融炉に用いるモリブデン部材」
    山中 政和 先生(プランゼージャパン株式会社 リフラクトリーメタル・セールスマネ 
            ージャー)
 【要旨】
   プランゼーはモリブデン及びタングステン材料とその加工品を製造する世界のトップ企 
  業である。
   ガラスと石英ガラスの製造には高温領域や過酷な条件での耐性が求められ、プランゼー
  はリフラクトリーメタル(耐火物金属)を用いた高温特性に優れるコンポーネントを供給
  する事で、脱炭素社会においてより持続可能なガラス製造の実現に貢献すべく歩み続けて
  いる。本講演ではガラス製造プロセスで使われるモリブデン製品・技術全般について紹介
  する。

 講演2. 13:55~14:40(講演35分、質疑応答10分)
  「酸化物分散強化白金の材料特性およびシミュレーション技術について」
    青木 俊幸 先生(田中金属工業株式会社 伊勢原工場 製造技術セクション)
 【要旨】
   酸化物分散強化白金nanoplat®シリーズで熱疲労耐性を改善した『nanoplat®DT』の材料特
  性について報告する。この強化白金はガラス溶解槽等の熱疲労のかかる製品に適した材料と
  して開発され、今日では『nanoplat®Pt』や『T-1Pt』を使用している製品の代替としても利
  用され始めている。また、本講演では、白金加工に関する周辺技術として、シミュレーショ
  ンを用いた『構造解析』や『流体解析』等、弊社で行っている解析事例についても合わせて
  報告する。
------------   休   憩 ( 10分 ) -------------

 講演3 14:50~15:35(講演35分、質疑応答10分)
  「ガラスの高温物性測定」
    野中 優子 先生 または 加藤 団 先生(セラミックフォーラム株式会社)
 【要旨】
   硝子製品の製造において、泡・スジ・石等の溶融欠陥は避けることは困難であるが、昨今
  は顧客からの要求品質が一層厳しくなるとともに、製造原単位や省エネ率の向上、排出基準
  の厳格化への対応が急務であり、各種欠陥の減少が強く求められている。
   当社では、泡や石を分析した結果の数値化、その他高温粘度、電気伝導率等の物性測定に
  より、欠陥の原因を推定し、顧客での不具合再発防止への貢献を目指している。
   本講演では、溶融欠陥の解析と代表的な結果と見解、その他硝子製品の物性測定について
  紹介する。

 講演4 15:35~16:20(講演35分、質疑応答10分)
  「低温高密度プラズマ改質技術を用いた赤外用レンズ量産製造用金型の開発」
    福田 達也 先生(株式会社東海エンジニアリングサービス 特別顧問)
 【要旨】
   一般に、ガラス製非球面レンズは、ガラスモールド成形法といわれる金型を用いた等温リ
  ヒートプレス法により生産されている。この工法では、金型へのダメージが大きいので、使 
  用できる材料は限定される。(セラミックス系)それゆえ、素材の膨張係数などに規定さ
  れ、本工法適用範囲も限定されてきたのが現実である。
   そこで我々は、型材を見直し、一部改質することで、この課題をクリアしようとしてい
  る。本講演では、ガラスモールド成形法の基本と、型素材に求められる要件に加え、上記
  我々の試みも紹介する。

3-4. 事務連絡 16:20~16:25


4. 研究会参加費について
  <現地参加・オンライン参加とも>
会員企業の方 : 13,000円
非会員企業の方 : 25,000円
官学研究者の方 : 1,000円 <年間登録者無料>

5. 参加申込み
   次の1)~8)の事項を記入の上、2024年6月13日(木)までにセミナー研究会窓口まで
e-mailにてお申込み下さい。追って請求書を送付いたします。
   1) 氏名(フリガナ)
   2) 所属(会社名・部署)
   3) E-mailアドレス
   4) 住所
   5) TEL番号
   6) 参加を希望するセミナー・研究会名
   7) 希望する参加方式(現地参加またはWeb参加)
   8) 現地参加の場合、技術交流会への出欠

6. その他
  ・会場の収容可能人数に制限がありますので、現地参加を希望されましてもオンラインでの
   ご参加をお願いする場合があります。
  ・オンライン参加の場合,音声の一部が聞き取り難いことがあります。

7. 問い合わせ先
  一般社団法人ニューガラスフォーラム
    セミナー研究会窓口(yamamoto@ngf.or.jp) 担当:神吉(かんき)
    〒169-0073 東京都新宿区百人町3-21-16 日本ガラス工業センター2F
    TEL:03-6279-2605 FAX:03-5389-5003
                                       以上